(1枚目)朝まで快晴のままという貴重な晩でした。3か月ぶりに再会した同彗星は、コマから角度の大きいV字型に伸びた2本の尾がとても面白い?珍しい?姿になっていました。「ブーメラン彗星」とでも名付けたらいいのではと思いました。
(2枚目)GP-D赤道儀は、けっこう重い器材での酷使にも耐え?無理が利くので驚きです。これから北陸は天候不順の日が多くなるため、長距離移動に欠かせない器材となりそうな気がします。
10×50の双眼鏡で辛うじてコマが判る程度です。アンチテイル?の方がよく写ります。
薄雲がありましたが見えました。
日が昇る直前でした。高度は低いですが、早朝ということもあって外灯の影響も少なく、むしろマックホルツ彗星より撮影しやすい対象でした。
低空で探すのに苦労しましたが、薄明開始の頃は11×80双眼鏡でもはっきりと確認することができました。また、画像処理をしたら2本の尾が現われて驚きました。
眼視では恒星の様にしか見えませんでしたが、撮影してみると予想外のアンチテイルが目立つコマが写りました。
明け方に移ってから、初めてお目にかかりました。左上方と真右にのびた尾が面白い。南東の開けた、もっと暗い場所がないかなぁ!!
薄明開始後の撮影のために露光時間、露光回数ともに少なくなってしまいました。それでもイオン、ダストテイルが写りました。
西に伸びたイオンテールがはっきりわかります。2本の尾のようすは1999年8月1日前後のリー彗星(C/1999 H1)とそっくりです。
透明度はやや低めでしたが快晴。おかげで露出をかけられ、やっと西向きの尾を捉えました。
この彗星のところ以外ベタ曇りという不思議な体験をしました。日の出が遅くなり、彗星高度も上がって見やすくなりました。
ただ単に月と惑星を撮るには勿体ないと思い、朝3時に起きて海岸へ…ついでにK4が上っていたので取り入れてみました。K4部拡大すると尾が分かります。
回りこんだダストの尾が左上に伸びています。光度の停滞がいわれていますが、低空にしては明るく感じました。約6.5等。
惑星接近もあって明け方は大忙し。ノータッチガイドで像が若干流れました。アンチテイルのようなものが写っていますが…さて?
朝焼けに染まり始めた低空に昇ってきました。これから少しずつ条件がよくなることに期待です。