- 小学館
- B6判、189ページ
- ISBN4-09-296104-9
- 価格 840円
評者もむかし、息子たちと一緒にコナンのテレビシリーズは良く楽しませてもらった。評者が子供だった頃、名探偵はコナンではなく、カッレ君というフランス(?)人だった。もちろんテレビではなく本の中だったが・・・。本書はコナンシリーズの伝統でマンガだが探偵小説の面白さを十二分に持っている。事件を謎解きながら、レンズの謎解きもしてしまおうというコナン、まちがいコンタンに、評者もまたマンマとはめられてしまった。
確かにレンズという物体には謎が多い。謎が多すぎることが、中学高校で幾何光学が敬遠されている大きな理由ではないだろうか。だが、実験道具のコップや拡大鏡、凹面鏡など今では百円ショップの人気商品でもある。それらを使っての本書に紹介された12の実験は、理科少年少女(理科大人も)ならみんなやりたくなるものばかりだ。さすが、ガリレオ工房監修!光学機器トップメーカー三鷹光器中村会長の紹介記事も必読もの!