- 日本実業出版社
- 304ページ
- 定価 2200円
本書は、まず69ページの「DANGER」から読んでください。すると、20年前に本書著者が会社を辞め、山梨県のある場所にドーム付ペンションを建設し、経営に乗り出したという経緯がよくわかるからだ。筆者は、幸いなことに今まで「はまる」ことはなかった。筆者にとってはとんでもなく高額なマンションを購入し、つい先日、やっとのこと支払いを終えた。あぁ我が家である。妻と共に二人暮らしを満喫しているところ。
次には、銀河撮影王道コース全12ステップをお読みください。中でもSTEP 8の「ベランダで撮影」は役立ちます。とくに北極星が見えない場合の対処法が詳しく書かれている。読者の皆さんのお家ではどうですか? 評者の自宅ベランダは東向きなので、北極星が隣の家に引っかかってしまい直接見えない。また、自宅前の通路は西向きなのでこれもダメ。北側に窓がないので、結局赤道儀は外で使う必要があり、相当な距離、重い望遠鏡を運ばないとダメなのだが。
タブレットやポータブル電源、光害カットフィルターやレンズクリーニングペーパー、レンズクリーナー、ヘッドライト、結露防止レンズヒーターなども詳しく紹介されている。要するに、高山や高原など明かりがないところや寒冷地での撮影に欠かせない機材が、詳細に書かれているのだ。日本各地の有名撮影場所の詳しい紹介も助かります。画像処理も具体的で、これまでこんな本、なかったですよ!