- ほるぷ出版
- B6判、208ページ
- ISBN 978-4-593-59397-2
- 価格 1,365円
いまや日本全国さまざまな検定が花盛り。評者の得意分野でも先日天文検定が出版され、本コーナーでも紹介させていただき、ヒシヒシと近づくブームを感じさせたが、本書は希望あふれる子ども向け。
読者が将来どの分野に進むのが適当かを判定できるそうで、宇宙物理学者、天文学者、宇宙技術者、宇宙飛行士の4分野に対し、25問ずつが出題されている。件名な大人なら全部できて当たり前だろう。書店でパラパラとページをめくり、とりあえず数問OKなら、レジに並ぼう。OKでなかったら、あとはご自身の問題だ。全100問、決して侮ってはいけない。評者には、みなさんがどの落とし穴に落ちるかが想像がつく。
監修者のお立場上、宇宙開発関連の問題が多いのはやむを得まい。できれば、もう少々純粋に天文学的な問題も出していただきたいところだが、それは続編に期待することにしよう。あるいは他の有志の方々に期待するべきだろうか。ぜひ子供のみなさんに、本書の検定を受けて、未来をめざして欲しい。