- 三笠書房
- 206ページ
- 定価 858円
1年が365日と何故判ったか? October、November、Decemberはそもそも8月、9月、10月でしょう? 夏暑く、冬寒いのは?一週間が七日なワケ? 太陽が一番高くなるのが正午じゃない! 節分は年四回もある! などなど、本書には暦に関する面白い話、意外な話がメチャクチャ沢山語られています。つまり、評者も知らなかった話で溢れかえっているのだ。
本書60〜66ページに記された曜日の順番に関する暦学も、たいへん面白い。評者も中学時代から胸の中に懐いていた大きな疑問だった。読者の皆さん、土日月火水木金という並びの起源は何でしょう? おそらく惑星に関わるモノ、程度はおわかりになりますよね。だけど、並び方がおかしいじゃないですか。評者は散々考え抜いた結果、ほっぽり投げていた疑問だった。大学で天文学の先生に質問したかったが、恥ずかしくてしなかったモノ。75歳になって本書に出会い、それが氷解したのである。
これは古代から中世にかけて人々の関心の虜となった、天動説の太陽系観だったのだ! 地球から遠い順に、土星・木星・火星・太陽(日)・金星・水星・月、これを1時(土)から24時(火)まで繰り返し、火で終わったら、翌日は日から水まで、翌々日は月から木までと繰り返す。すると各日1時の欄が土日…金となり、これで完了! 評者は3月のカルチャーセンターでの講義で、飲み屋の雑談でたいへん役立ちますと紹介した。本書は実に愉しい。