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金井三男金井三男さんによる書評

星ナビ星ナビ「月刊ほんナビ」に掲載の書評(原智子さん他)

編集部オンラインニュース編集部による書評

我々はひとりぼっちか

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我々はひとりぼっちか

  • 茗荷さくら 著
  • 暗黒通信団
  • 16ページ
  • 定価 220円

度々購入させてもらっている暗黒探偵団シリーズ。本書もその一冊。いやぁ、宇宙生物学、愉しいですね! 大体、なぜ地球上に生物の祖先が生まれたのだろう。それには、当然科学的理由があるはずだ。ならば、数え切れないほどの恒星と更に多数の惑星があるはずのこの大宇宙のどこかに、地球外生命体、地球上の生命とは似ても似つかない、ただ多分増殖は繰り返しているはずの“生命体”は多数いるはずに違いないという、独りよがりの信念に評者も昔からとりつかれている。その最初は、評者が生まれたころにはSF的には居た火星人。でもね、現代はあのタコ入道は、生物学的にも力学的にも居るはずがないことは熟知されている。酸素を吸って生きているばかりじゃないことは、地球上の動植物を見ても判る。だが、水については不明。昔は火星表面の筋構造が火星人製作の運河だと、ごく単純に考えたものだった。

だが、1999年5月に米国で始まった(詳細は本書で)SETI@homeも昨年3月31日でクローズとなり、その知識がなんと新型コロナウイルスの対処法研究に役立っているという。評者の身勝手な想像だが、新型コロナウイルスは未知宇宙生命体が地球に送り込み、侵略を試みているのではないだろうか? ともかく面白い!

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