- ピエ・ブックス
- AB判、104ページ
- ISBN4-89444-555-7
- 価格 2,520円
作品に出会った人をほんのささやかでいいから元気にしたい、少しでも癒しを与えられたらと願い「星と人とのつながり」をテーマに星景写真を撮り続けている写真家・武井伸吾氏。写真集に収められているのは全88点。12ヶ月間四季を通じ、大自然といっしょに切り取られた星々は、見るものを吸い込むかのような神秘的な魅力にあふれている。大平原に広がる満点の星、静まりかえった月のある風景、雲海の上にきらめく星々など、厳しくもどこか温かい大自然と星たちが織り成す静寂の世界がこの一冊につまっている。
星景写真家の武井伸吾氏の写真集。全天の星座の数と同じ、88点の作品を収録した。固定撮影が中心だが、日周運動で光跡が極端にのびない程度に露光時間を切りつめた作品が、肉眼で見た星空の雰囲気をよく伝えていて、特に印象に残る。雪原や牧場などの情緒あふれる前景と、存在を主張しすぎない星空の組み合わせが、旅先でふと出会った「星空のある景色」の趣を演出する。