ペルーに望遠鏡を贈ろう!ご支援のお願い
【1999年4月30日 兵庫県立西はりま天文台】
わが国から地球のほぼ裏側に位置するペルーに40年以上も前から移住し、想像を絶する困難な中で、天文学の研究と教育に情熱を傾けている日本人天文学者がいることをご存じでしょうか。
その人の名は石塚睦氏 69歳、現在はペルー国立地球物理学研究所アンコン観測所長です。 1957年にアンデスの澄んだ空のもとで太陽外縁大気を観測するコロナグラフを設置するために渡航し、 22年後の79年に太陽コロナ観測所を完成させ、 88年に念願のコロナグラフによる観測を始めました。そして観測を開始して1ヶ月後、反政府ゲリラに占拠され破壊されるという悲劇に見舞われます。しかし石塚さんの情熱は衰えることなく、ほとんど観測機器を持たないアンコン観測所を再興し、その上、国立教育天文台を実現させようとその具体化に向けて歩み始めています。ところが予算は石塚さんの思いの100分の1程度しかつかず、日本のみなさんへの援助を切に希望されています。
兵庫県立西はりま天文台では、ペルーに口径60cmの天体望遠鏡を寄贈するための運動を始めました。教育に大活躍でき、研究にも使える望遠鏡です。多くの皆さんにこの主旨をご理解いただき、遠く離れて孤軍奮闘されている石塚さんの情熱に応え、ペルー、ひいては国際的な天文学の発展のためにご支援下さいますようお願いする次第です。 詳しくは 兵庫県立西はりま天文台 のページ、 「ペルーに天体望遠鏡を寄贈するためのご支援のお願い」 をご覧ください。
天文台建設予定地のオイェリア丘陵 |
<連絡先>
ペルーへ天体望遠鏡を贈る会
事務局 兵庫県立西はりま天文台公園内
(代表:天文台長 黒田武彦)
〒679-5313 兵庫県佐用郡佐用町西河内407-2
TEL:0790-82-3886
FAX:0790-82-3514
e-mail:harima@nhao.go.jp
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