VLT計画の3号機がファーストライトを迎えた
【2000年2月1日 (ESO Press Release, 2000/1/28)】
ヨーロッパ南天天文台のVLT計画の3号機"MELIPAL"(=南十字星)がファーストライトを迎えた。ファーストライトとは、天体からの光をはじめて望遠鏡に入れることで、ファーストライトの過程で撮像されたカニ星雲中心部の画像などが公開されている。
VLT(Very Large Telescope)計画とは、4基の8メートル望遠鏡により協調観測を行い、口径16メートルの1枚鏡に匹敵する性能を引き出そうという計画。南米チリ北部に建設が進んでおり、これまでに1号機"ANTU"(=太陽)、2号機"KUEYEN"(=月)がそれぞれ1998年5月と1999年3月にファーストライトを迎えている。今年後半には4号機"YEPUN"(=シリウス)も完成予定。