富山市天文台、国際宇宙ステーションの撮影に成功

【2000年9月4日 富山市天文台

富山市天文台が撮影した国際宇宙ステーション(ISS)

ISSの構造図

富山県富山市の富山市天文台は8月30日8月30日19時18分ころより約3分半、1m望遠鏡により国際宇宙ステーション(ISS)を拡大ビデオ撮影することに成功した(左)。動画はリンク先を参照。

ISSは現在、アメリカ製の結合モジュール「ユニティ」、ロシア製電力モジュール「ザーリャ」、ロシア製サービスモジュール「ズベズダ」の3つのモジュールに加え、ロシア製無人補給船「プログレス」がドッキングした形状になっている。全長約44m、幅約30m、質量67t。

同天文台では、今年1月末にはロシアの宇宙ステーション「ミール」の撮影にも成功している。そして今年10月のスペースシャトル「ディスカバリー号」(若田光一宇宙飛行士も搭乗予定)の飛行の際には、スペースシャトルの撮影にも挑戦したいということだ。

なお、日本全国の自治体の所有する望遠鏡で、人工天体の追跡ができる望遠鏡が導入されているのは、富山市天文台と銀河の森天文台(北海道陸別町)だけ。ともにアメリカのコントラベス社製の望遠鏡だ。


画像提供: 富山市天文台