横浜こども科学館
宇宙劇場プラネタリウムリニューアルオープン
【2001年3月2日 アストロアーツ】
横浜市の横浜子ども科学館の新プラネタリウム除幕式が3月2日、関係者を集めて行なわれた。開館して17年となる横浜子ども科学館だが、開館以来使用されてきたプラネタリウム本体である五藤光学製スペースシミュレータ「GSS」が老朽化したため、新規プラネタリウムの導入が準備されていた。そのため、昨年12月より一時休館となっていたが、プラネタリウム本体の入れ替え作業も終了し、いよいよお披露目となったというわけだ。新しく導入されたのは、五藤光学製の最新鋭機の「スーパーヘリオス」で、一般に公開されるのは世界で初めてになる。
スーパーヘリオスは、肉眼での可視限界を超えた7.9等星までの約38000個(従来のGSSは25000個)の恒星を投影することができる。また、シャープな星像はもちろんのこと、特筆すべきはその恒星像の明るさにある。恒星は従来機の約10倍という明るさで、明るく輝く恒星から、見えるか見えないかギリギリの明るさの星まで、きわめてリアルに表現されている。他にも、3面マルチのCGアニメーションをドーム内に投影できるなど、補助投影機も大幅にパワーアップした。
一般公開は3月3日からで、スーパーヘリオスによって上映されるプログラムは「太陽系の旅2001」。人類の星との関わりから、最新プラネタリウムまでの歴史をイントロダクションに、新世紀の幕開けにふさわしい近未来の太陽系の旅を紹介している作品である。CGムービーや最新天体画像をふんだんに盛り込んだ作品で、星像に見合う見事な演出も見逃せないといえるだろう。
新世代のプラネタリウムを体験したい人は、ぜひとも足を運んでみよう。
入館料・上映時間は横浜こども科学館のホームページを参照してください。
<参照>
除幕式で挨拶する横浜こども科学館・館長の牧野 昇氏 |
本体は一球式。かなり大型の球体という印象だ。
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まるで、天体写真のような「すばる」の最微光等級は、な、な、なんと10等級?
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見よ、驚きのスーパーリアルな星像。冬の天の川もバッチリだ。 |