ミール落下は3月21日±2日 ロシア政府発表
【2001年3月14日 文部科学省・宇宙ステーション「ミール」関連情報 (2001.03.14)】
ロシア政府の3月13日 (現地時間) の発表によると、宇宙ステーション「ミール」の落下は3月21日 (±2日) となる見込み。
ロシアは当初「ミール」が高度250キロメートルまで自然降下した段階で制動噴射を行ない、南太平洋に落下させる計画だったが、限りある推進剤でより確実な制動噴射を行なうため、高度220キロメートルまで自然降下させるよう計画を変更している。
ロシア航空宇宙庁飛行管制センターの3月13日 (現地時間) の発表によると、「ミール」の平均高度は243.6キロメートルで、1日あたり2.0キロメートル自然降下している。高度220キロメートルへの到達は3月20日〜23日の見込み。
万一、制動噴射が一切行なえず、最後まで自然降下を続けた場合、落下日は3月25日〜31日となる見込み。その場合、「ミール」の落下地点は落下直前まで予測できない。
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