国立天文台岡山天体物理観測所の特別公開
【2003年7月16日 国立天文台・天文ニュース(655)】
国立天文台 岡山天体物理観測所(OAO)と鴨方町 岡山天文博物館は以下の要項で特別公開を行います。
今年度の特別公開のテーマは、「火星と太陽系のなかまたち」です。
すでに各報道機関にてご存知のように、今年の夏は火星が地球に超大接近をします。実は火星と地球は約2年2ヶ月ごとに大接近しています。ところが、今年は、火星が太陽にもっとも近づくときと大接近がたまたま重なったため、超大接近となり、火星が土星よりも大きく見えます(普通の大接近では土星より小さくしか見えない)。このような現象が起こるのは約6万年ぶりのことです。
今年の特別公開では、この火星に焦点を当て、火星の不思議や超大接近がおこる理由などを解説します。また、太陽や太陽系にある他の惑星たちのことも紹介します。
このほか、OAOの観測施設(望遠鏡ドーム)を公開します。国内最大の188センチメートル望遠鏡を間近に見ることができるほか、OAOで行われている最先端の天文学研究 について職員がわかりやすく解説いたします。 また、岡山天文博物館 では、プラネタリウム放映、太陽観測ほか、クイズラリーやビンゴゲームなどの催し物も行います。
- 公開日時:
- 2003年8月30日(土) 午前10時00分〜午後5時00分
- 場所:
- 岡山県浅口郡鴨方町大字本庄 3037-5
国立天文台・岡山天体物理観測所 - 交通:
- 山陽自動車道鴨方インターから車で10分
- JR山陽線鴨方駅から井笠バスの便 1日4本
- JR鴨方駅からタクシー 15分、2500円程度
- 内容:
- テーマ:「火星と太陽系のなかまたち」
- 岡山天体物理観測所:
- 188cm、91cm反射望遠鏡ドーム内の公開、赤外線カメラによるデモンストレーション、観測設備と研究の紹介、質問コーナー(宇宙に関する質問におこたえします)
- 岡山天文博物館(当日は無料公開です):
- プラネタリウム投映(4回)、15cm屈折望遠鏡による太陽観測(晴天時のみ)、星座・天体ビンゴゲーム、クイズラリーなど
- 申込方法:
- 事前申し込みは不要です。お気軽にお越しください
入場無料 - 備考:
- 観測所近辺に食堂・売店はございませんので、ご注意ください
- 問合せ先:
- 〒719-0232 岡山県浅口郡鴨方町大字本庄 3037-5
国立天文台・岡山天体物理観測所
電話:0865-44-2155(代表) 電子メール:openday@oao.nao.ac.jp