情報トピックス(2003年12月)

国内のさまざまなメディアで取り上げられた天文ニュースや皆様からお寄せいただいた写真などを紹介しています。記事の詳細については各リンク先を参照してください。

2003/12/31

写真投稿:「EOS Kiss Digitalによる散光星雲、銀河団」

林伸彦さん撮影。キヤノン EOS Kiss Digitalによる散光星雲(モンキー星雲、くらげ星雲、コーン星雲からハッブルの変光星雲)、おとめ座銀河団。

(モンキー星雲の写真) (くらげ星雲の写真) (コーン星雲、ハッブルの変光星雲の写真) (おとめ座銀河団の写真)

拡大画像、撮影データなどは下記「デジカメ実験隊」のページに記載

2003/12/30

写真投稿:「Qcam Pro 4000による木星の自転」

山本海行さん撮影。LogitechのWebカメラQcam Pro 4000による木星(クリックで拡大)

(木星の写真)

撮影日時:
2003年12月27日 4時9分、4時47分、5時17分、5時48分、露出 1/30秒
撮影地:
静岡県浜松市 天竜川河川敷
撮影機材等:
ビクセン ED102S(D=10.2cm fl=920mm)、ビクセン LV20mm、ビクセン GPD + スカイセンサー2000PCで自動追尾、Logitech Qcam Pro 4000(ホワイトバランス:自動)
Registaxで画像処理
●撮影者コメント:

木星の大赤斑の追跡をしてみました。目的は自転が分かるような写真を撮るためです。4時から6時の2時間ほどの4コマです。天気は曇ったり、風が強くなったり、急に晴れたりといろいろあったので、画質はあんまり揃いませんでした。春になって穏やかな気流のときにやったほうがよさそうです。

GIFアニメーション、4コマ、82KB

写真投稿:「EOS Kiss DigitalによるM33, M42」

赤木浩一さん撮影。キヤノン EOS Kiss DigitalによるM33, M42

(M33の写真) (M42の写真)

拡大画像、撮影データなどは下記「デジカメ実験隊」のページに記載

写真投稿:「EOS Kiss Digitalによる冬のメシエ天体」

大貫弘毅さん撮影。キヤノン EOS Kiss Digitalによる冬のメシエ天体(M74, 76, 78, 79, 81, 82)

(M74の写真) (M76の写真) (M78の写真) (M79の写真) (M81の写真) (M82の写真)

拡大画像、撮影データなどは下記「デジカメ実験隊」のページに記載

2003/12/29

写真投稿:「EOS Kiss DigitalによるNGC 4088」

西山正弘さん撮影。キヤノン EOS Kiss Digitalによる銀河NGC 4088

(NGC 4088の写真)

拡大画像、撮影データなどは下記「デジカメ実験隊」のページに記載

2003/12/26

写真投稿:「EOS Kiss Digitalによる散光星雲など」

斎藤幸夫さん撮影。キヤノン EOS Kiss Digitalによる冬の散光星雲など

(馬頭星雲の写真) (ばら星雲の写真) (モンキーフェイス星雲の写真) (NGC 7635の写真)

拡大画像、撮影データなどは下記「デジカメ実験隊」のページに記載

写真投稿:「EOS 10Dによる散光星雲など」

米山誠一さん撮影。キヤノン EOS 10DによるM42(オリオン大星雲)など

(カリフォルニア星雲の写真) (オリオン大星雲の写真) (馬頭星雲の写真)

拡大画像、撮影データなどは下記「デジカメ実験隊」のページに記載

写真投稿:「M46とNGC2438」

田中一幸さん撮影。とも座の散開星団M46の中にある惑星状星雲NGC 2438(クリックで拡大)

(NGC 2438の写真)

撮影日時:
2003年12月23日、露出 (Hα)10分、(OIII)20分
撮影地:
東京都稲城市
撮影機材等:
セレストロン C8、×0.63レデューサ、Apogee AP2Ep冷却CCDカメラ、カスタムサイエンティフィック Hα、OIIIフィルタ、オンアキシスガイダー使用
2色合成カラー画像(Hα画像ははR、OIII画像はGとB)

火星着陸機ビーグル2が行方不明、着陸に失敗か

25日に火星に着陸する予定であった、ESA(ヨーロッパ宇宙機関)の火星探査機マーズ・エクスプレスから分離した着陸機ビーグル2の行方がわからなくなっている。着陸成功を示す信号が受信できず、地上からの電波探査でも発見できなかった。ビーグル2では、火星の水や生命の痕跡を調べるのが目的となっている。なお、マーズ・エクスプレスの火星周回軌道への投入には成功している。

1月4、6日に起こる、小惑星による恒星食の改良予報

小惑星(732) Tjilakiによる恒星食。1月4日(日)2時52〜59分、中部、関東地方で観測される可能性がある。
恒星はTYC0253-01207-1(赤経 10h30m37.058s、赤緯 +00°13'39.85"(J2000)、10.1等、ろくぶんぎ座β星の北 約 52')
4.5等の減光で、継続時間は最長34.4秒

小惑星(102) Miriamによる恒星食。1月4日(日)20時20分、北海道北部で観測される可能性がある。
恒星はTYC1283-00488-1(赤経 05h19m15.102s、赤緯 +16°05'49.08"(J2000)、12.6等、おうし座とオリオン座の境界付近、おうし座110番星の南西 約1°12')
0.8等の減光で、継続時間は最長9.7秒

小惑星(186) Celutaによる恒星食。1月6日(火)2時28分、東北地方中央部で観測される可能性がある。
恒星はTYC2923-01239-1(赤経 05h47m18.322s、赤緯 +44°02'34.30"(J2000)、11.3等、ぎょしゃ座β星の南西 約2°21')
1.4等の減光で、継続時間は最長4.5秒

2003/12/25

写真投稿:「FinePix S2 Proによる銀河」

横田富美夫さん撮影。富士写真フイルム FinePix S2 ProによるM82など

(M82の写真) (NGC 4085, 4088の写真) (マルカリアンの銀河鎖の写真)

拡大画像、撮影データなどは下記「デジカメ実験隊」のページに記載

2003/12/24

写真投稿:「金星のある夕景」

原田泰典さん撮影。学研のピンホールカメラでとらえた金星(クリックで拡大)

(金星の写真)

撮影日:
2003年12月23日 17時8分〜17時23分、露出 15分
撮影地:
東京都新宿区市谷八幡町(市谷駅北詰め)
撮影機材:
学研ピンホールカメラ(fl=65mm)、フジカラー スペリアヴィーナス400、固定撮影
●撮影者コメント:

学研「大人の科学マガジン」03号に付録としてついてきた「ピンホールカメラ」で金星のある夕景を撮影しました。今までピンホールカメラを自作したことが何度かありますが、星を撮ったのは初めてです。案外写るものですね。

ピンホール独特のソフト感ですが、相反するように地上の点光源の回折が実にシャープで面白いです。このカメラ、付録にしてはなかなか良くできていて感動しました。アナログ派にはオススメかも。ただ、スポーツファインダーによるフレーミングと、露出時間の決定がやはりなかなか難しいです。現像中のワクワク・ドキドキ感がたまりませんね。

写真投稿:「*ist Dによる土星と衛星」

山本海行さん撮影。ペンタックス *ist Dによる土星と衛星

(木星と衛星の写真)

拡大画像、撮影データなどは下記「デジカメ実験隊」のページに記載

写真投稿:「EOS 10DによるM31、M33」

米山誠一さん撮影。キヤノン EOS 10DによるM31(アンドロメダ大銀河)、M33

(M31の写真 1) (M31の写真 2) (M33の写真)

拡大画像、撮影データなどは下記「デジカメ実験隊」のページに記載

2003/12/22

写真投稿:「セレスとポルックスの接近」

山本海行さん撮影。ペンタックス *ist Dによる、小惑星セレスとふたご座のポルックスの接近のようす

(セレスとポルックスの写真 1) (セレスとポルックスの写真 2) (セレスとポルックスの写真 3)

拡大画像、撮影データ、GIF動画などは下記「デジカメ実験隊」のページに記載

写真投稿:「セレスとポルックスの接近(動画)」

米山誠一さん撮影。キヤノン EOS 10Dによる、小惑星セレスとふたご座のポルックスの接近のようす(サムネール中のマークはアストロアーツによる)

(セレスとポルックスの写真)

オリジナルのGIF動画、撮影データなどは下記「デジカメ実験隊」のページに記載

3衛星の打ち上げ延期(文部科学省)

H-IIAロケット6号機の打ち上げ失敗を受け、文部科学省は来年度から2年間で予定していた月周回衛星など3衛星の打ち上げを延期することを決定した。浮いた開発費や衛星運用費を「事故再発防止対策費」に充てる方針。

お台場に3つのプラネタリウム

13日に「ソニー・エクスプローラサイエンス」、「フジテレビ KISS ME ODAIBA」の2つのプラネタリウムが登場(フジテレビは1月4日まで)。さらに21日には日本科学未来館でメガスターIIが公開され(観覧募集は締め切り)、お台場で3つのプラネタリウムが競演している。

天文関連書 新刊情報

天文年鑑 2004年版
天文年鑑編集委員会編 誠文堂新光社
本体1700円 26cm 335p ワイド版 全天星図(1枚)付
ISBN 4-416-20312-8

2003/12/19

写真投稿:「COOLPIX4500によるセレスとポルックス」

加藤保美さん撮影。ニコン COOLPIX4500による、小惑星セレスとふたご座のポルックスの接近のようす

(セレスとポルックスの写真)

拡大画像、撮影データなどは下記「デジカメ実験隊」のページに記載

写真投稿:「QV-3500EXによるふたご座流星群」

橋口清さん撮影。カシオ QV-3500EXによるふたご座流星群

(ふたご座流星群の流星の写真)

拡大画像、撮影データなどは下記「デジカメ実験隊」のページに記載

写真投稿:「水星の変化」

山本海行さん撮影。最近1か月ほどの水星の満ち欠けのようすを捉えた組写真(クリックで拡大)

(水星の組写真)

撮影日:
2003年11月25日〜12月17日(詳細は画像中に記載)
撮影地:
静岡県浜松市 遠州浜海岸
撮影機材:
(共通):ビクセン ED102S(D=10.2cm fl=920mm)
(上2枚):ニコン COOLPIX950、笠井トレーディング PL6.3mm、コリメート撮影
(中左):Logitech Qcam Pro 4000(光映舎で改造)、ビクセン LV20mm、露出 1/30秒
(中右、下2枚):Logitech Qcam Pro 4000、笠井トレーディング WA20mm、露出 1/15秒
画像処理(共通):Registax2.1.1で処理
●撮影者コメント:

11月以来狙い続けた水星の満ち欠けも一応一段落です。昨日も三日月の水星を狙いましたが気流がひじょうに悪く、形は全く分からず、写真もボケて丸く写るだけで、さすがにRegistaxでもどうにもなりませんでした。

今日は気流が比較的よくて眼視でも三日月状の水星が良くわかりました。この形を見たのは初めてです。今日時点では低空のごく薄い雲もあってか肉眼では見えず、だいぶ暗くなっていました。

私の住んでいる静岡県浜松市では冬型で透明度が良いときは気流は最悪で、今日のように低気圧接近時は気流がいいのですが、透明度は落ちます。気流と透明度のバランスの取れた日はなかなかないので、水星撮影はかなり条件に恵まれないと難しいと実感しました。

12月21、25、26日に起こる、小惑星による恒星食の改良予報

小惑星(104) Klymeneによる恒星食。12月21日(日)22時8分、北海道で観測される可能性がある。
恒星はTYC1871-01216-1(赤経 05h58m34.729s、赤緯 +26°41'15.18"(J2000)、10.5等、おうし座139番星の北 約45')
1.4等の減光で、継続時間は最長11.2秒

小惑星(462) Eriphylaによる恒星食。12月25日(木)22時19分、近畿地方南部、四国地方、九州地方北部で観測される可能性がある。
恒星はTYC1341-00509-1(赤経 06h37m08.085s、赤緯 +22°26'04.63"(J2000)、9.5等、土星の西 約1°39'、ふたご座μ星の東 約3°16')
3.6等の減光で、継続時間は最長2.7秒

小惑星(45) Eugeniaによる恒星食。12月26日(金)0時23分、四国、九州地方で観測される可能性がある。
恒星はTYC0808-01382-1(赤経 08h32m44.205s、赤緯 +13°33'09.61"(J2000)、10.9等、かに座29番星の南東 約1°12')
1.3等の減光で、継続時間は最長26.7秒
上記以外の場所でも、小惑星の衛星による食が観測される可能性あり

2003/12/17

写真投稿:「FinePix S2 Proによるふたご座流星群」

横田富美夫さん撮影。富士写真フイルム FinePix S2 Proによるふたご座流星群

(ふたご座流星群の流星の写真 1) (ふたご座流星群の流星の写真 2) (ふたご座流星群の流星の写真 3)

拡大画像、撮影データなどは下記「デジカメ実験隊」のページに記載

写真投稿:「NV-GS70Kによる土星、木星」

駒井卓さん撮影。パナソニックのデジタルカメラ NV-GS70Kによる土星、木星

(土星の写真) (木星の写真)

拡大画像、撮影データなどは下記「デジカメ実験隊」のページに記載

2003/12/16

写真投稿:「FinePix S2 Proによるふたご座流星群」

和光久さん撮影。富士写真フイルム FinePix S2 Proによるふたご座流星群

(ふたご座流星群の流星の写真 1) (ふたご座流星群の流星の写真 2) (ふたご座流星群の流星の写真 3)

拡大画像、撮影データなどは下記「デジカメ実験隊」のページに記載

2003/12/15

天文関連書 新刊情報

藤井旭の天文年鑑 スターウォッチング完全ガイド 2004年版
藤井旭(ふじい・あきら)著 誠文堂新光社
本体600円 19cm 103p
ISBN 4-416-20310-1

2003/12/12

写真投稿:「携帯電話 DoCoMo SH251iSによるアルビレオ」

田子十兵衛さん撮影。携帯電話 DoCoMo SH251iSによるアルビレオ(クリックで拡大)

(アルビレオの写真)

撮影日時:
2003年12月10日
撮影地:
沖縄県国頭郡大宜味村
撮影機材等:
セレストロン C8、LV25mm、携帯電話 DoCoMo SH251iS内蔵カメラ(画像:スーパーファイン、画像サイズ:VGAサイズ、露出補正:-2)、半自作改造デジカメアダプタにて、望遠鏡と接続しコリメート撮影
トリミング
●撮影者コメント:

携帯電話を望遠鏡に固定コリメートするアダプタを自作しました。今日がファーストライトになりました。上手く、手持ちではできない画像を撮影できました。

写真投稿:「QV-3500EXによる金星」

田子十兵衛さん撮影。カシオ QV-3500EXによる夕焼けと金星

(夕焼けと金星の写真)

拡大画像、撮影データなどは下記「デジカメ実験隊」のページに記載

写真投稿:「TGV-MによるM42」

佐藤正紀さん撮影。WATECのCCDカメラTGV-MによるM42(クリックで拡大)

(M42の写真)

撮影日時:
2003年11月22日、露出 R,G,B 各180秒(8.533秒蓄光×22枚ずつ)コンポジット
撮影機材等:
短焦点屈折(D=7cm fl=240mm)、ケンコー クローズアップレンズ No3、WATEC TGV-M(ゲイン:MAX、ガンマ:HI)、ビクセン GPX赤道儀 + SS2000で自動追尾
その他:
望遠鏡は5000円のレンズと塩ビパイプ・ヘリコイドMで自作(望遠鏡の写真

ミック、スワロフスキー製品サービス部門を銀座に移転(ミックインターナショナル)

ミックインターナショナルが銀座にスワロフスキー・オプティック(スワロフスキー光学製品)のショールームを開設。これにともない、サポートや修理などのサービス部門が横浜から銀座へと移転した。

2003/12/11

写真投稿:「TGV-MによるM76」

佐藤正紀さん撮影。WATECのCCDカメラTGV-MによるM76(クリックで拡大)

(M76の写真)

撮影日時:
2003年9月30日、露出 L,R,G,B 各180秒(8.533秒蓄光×22枚ずつ)コンポジット
撮影機材等:
セレストロン C8、WATEC TGV-M(ゲイン:MAX、ガンマ:HI)、ビクセン GPX赤道儀 + SS2000で自動追尾

12月16、17日に起こる、小惑星による恒星食の改良予報

小惑星(925) Alphonsinaによる恒星食。12月16日(火)0時59分、九州北部、中国、 近畿、中部、関東地方で観測される可能性がある。
恒星はTYC2908-00997-1(赤経 05h16m00.861s、赤緯 +44°13'37.05"(J2000)、10.8等、カペラの南 約1°46')
1.3等の減光で、継続時間は最長4.1秒

小惑星(828) Lindemanniaによる恒星食。12月17日(水)2時11分、東海、近畿、中国地方で観測される可能性がある。
恒星はTYC1390-00278-1(赤経 08h17m15.232s、赤緯 +21°10'51.84"(J2000)、8.9等、かに座μ2星の東 約2°15')
6.4等の減光で、継続時間は最長6.4秒

2003/12/09

天文関連書 新刊情報

図説・宇宙科学発展史 アリストテレスからホーキングまで
本田成親(ほんだ・しげちか)著 工学図書
本体1600円 19cm 229p
ISBN 4-7692-0456-6

2003/12/08

写真投稿:「Qcam Pro 4000による水星、火星」

山本海行さん撮影。LogitechのWebカメラQcam Pro 4000による水星、火星(クリックで拡大)

(水星の写真) (火星の写真)

撮影日時:
2003年12月7日、露出 1/30秒
撮影地:
静岡県浜松市 遠州浜海岸
撮影機材等:
ビクセン ED102S(D=10.2cm fl=920mm)、ビクセン 20mm、Logitech Qcam Pro 4000(光映舎で改造)
Registax2.1.1で処理、ステライメージでトリミングと文字入れ
●撮影者コメント:

初めてWebカメラを使ってみましたが、これまでデジカメで一コマずつ写していたのに比べて、コマ数を稼ぐのにひじょうに楽ですね。人気のToUcam Proは入手できなかったので、Qcam Pro 4000を選びましたが、どうでしょうか。

写真投稿:「COOLPIX950による金星と水星」

山本海行さん撮影。ニコンのデジタルカメラCOOLPIX950による金星と水星

(金星と水星の写真)

拡大画像、撮影データなどは下記「デジカメ実験隊」のページに記載

「ASTRO-F」の衛星総合試験がひと区切り(宇宙航空研究開発機構)

宇宙航空研究開発機構が開発中の赤外線天文衛星「ASTRO-F」の衛星総合試験が、チェックやリハーサルで見つかった不具合や問題点を修正して一区切りを迎えた。2004年12月ごろから最終組み立てが再開される。ASTRO-Fは赤外線波長で高感度、高解像度の観測を行い、銀河の進化や星の誕生、惑星形成などの分野での活躍が期待されている。

12月11日に起こる、小惑星による恒星食の改良予報

小惑星(631) Philippinaによる恒星食。12月11日(木)1時44分〜47分、関東と北海道北西部を除く全国で観測される可能性がある。
恒星はTYC4814-01091-1(赤経 07h06m00.093s、赤緯 -00°21'21.40"(J2000)、11.9等、いっかくじゅう座δ星の西 約1°30')
1.1等の減光で、継続時間は最長5.0秒

2003/12/01

失敗したロケットのノズル外壁が異常高温(宇宙航空研究開発機構)

打ち上げに失敗したH-IIAロケット6号機の分離できなかったブースタについて、ノズル(噴射口)外壁の温度が異常に上昇していたことが明らかになった。高温になったために導火線が断線しブースタの分離ができなかった可能性が高いとのこと。ノズルの破損や欠陥の有無について調査中。