宇宙に広がる魔女のほうき星雲、NGC 6960

【2004年3月12日 Astronomy Picture of the Day

(NGC 6960の画像)

NGC 6960。クリックで拡大(提供:T. A. Rector (U. Alaska), NOAO, AURA, NSF)

一万年前、まだ有史以前の時代、ある日突然新たな光が夜空に現れ、数週間のうちに姿を消した。

今日、私たちはこれが星の爆発だったことを知り、網状星雲(はくちょう座ループ)の姿としてその美しさを楽しんでいる。網状星雲の西の端にあたる「魔女のほうき星雲(NGC 6960)」で暴れまわるガスが周辺のガスと衝突することで、このように色づいている。

この超新星残骸は、はくちょう座の方向、1400光年の距離にある。魔女のほうきの見かけのサイズは、満月の3倍程度の範囲に広がっている。

<参照>