【新製品情報】ビクセン、新型ED鏡筒「ED81S」、「ED103S」を発売
【2004年11月22日 株式会社ビクセン】
株式会社ビクセンは、新設計のEDレンズ採用鏡筒「ED81S」および「ED103S」の2機種を、12月20日より発売すると発表した。また、世界初のカラー液晶コントローラーによる天体自動導入を実現したスフィンクス赤道儀とのセット「ED81S-SXW」、「ED103S-SXW」も同時発売される。価格は税込みで、110,250円(鏡筒単体)〜462,000円(赤道儀セット)。
今回発売される「ED81S」、「ED103S」は、ED屈折式鏡筒「ED80SWT」、「ED102SWT」の後継機種。名前からも分かるとおり、新機種は口径が1mm大きくなった。その新設計のEDレンズは、すべての色で色収差が従来機より少なくなっている。特に、短波長のg線(紫)の収差が少なくなっているため、写真撮影においてハイコントラストで安定した像を捉えられるようになったという。明るさも従来のF9に対し、新機種ではF7.7と明るくなっている。
「ED81S」、「ED103S」の主な特徴は以下のとおり:
- 新設計EDレンズにより、解像力を確保しつつ短焦点化を実現。従来同等機種よりレンズが明るくなった(F7.7)。
- 従来同等機種と比較して、それぞれ116mm、130mm鏡筒長が短いため、扱いやすく安定している。
- 従来同等機種と比較して、それぞれ口径を1mmずつプラス。
- 鉛(Pb)を使わないエコガラスを採用。
- 赤道儀への取付けが行いやすい、金属製キャリーハンドルを標準装備。
ちなみに、新機種へのリプレースとなるため、従来機種である「ED80SWT」、「ED102SWT」はすでに販売が終了している。
「ED81S」および「ED103S」の主なスペック
機種名 | 「ED81S鏡筒」 | 「ED103S鏡筒」 |
---|---|---|
形式 | EDレンズアポクロマート | EDレンズアポクロマート |
対物レンズ有効径 | 81mm | 103mm |
焦点距離(口径比F) | 625mm(F7.7) | 795mm(F7.7) |
合焦機構 | ラック・ピニオン方式 | ラック・ピニオン方式 |
サイズ | 長さ600mm 外径90mm | 長さ820mm 外径115mm |
重さ | 2.3kg | 3.6kg |
価格(税込) | 110,250円 | 204,750円 |