カリフォルニアの山火事で、ウィルソン山天文台とパロマー天文台が閉鎖へ

【2007年10月24日 アストロアーツ】

米カリフォルニア州南部で10月20日に発生した山火事が、その後も猛威をふるっている。火災の状況は危機的で、周辺区域は緊急閉鎖された。そのため、ウィルソン山にあるウィルソン山天文台とパロマー山にあるパロマー天文台ではともに、一般の立ち入りが禁止となった。

米カリフォルニア州南部の山火事は、23日夜（日本時間24日午前）になっても延焼が続いている。懸命な消火活動が続けられているものの、この火災では、すでに東京都の7割に相当する面積が焼失している。

米農務省の機関で地元の国有林の管理を行っている、エンジェルス・ナショナル・フォレスト当局は、10月23日付けで、区域内の閉鎖を発表した。そのため、同国有林内のウィルソン山にあるウィルソン山天文台は一時閉鎖されることとなった。

また、そこから100キロメートル以上離れたパロマー山にあるパロマー天文台もすでに閉鎖されており、両天文台への一般の立ち入りは、しばらく禁止される見込みだ。

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