「かぐや」による「月の地形図」を利用した、月球儀ペーパークラフトをつくろう
【2008年5月23日 国立天文台 アストロ・トピックス(383)】
国立天文台天文情報センターでは、月周回衛星「かぐや(SELENE)」のデータ(観測2週間分、約112万点)から作成された月の地形図をもとに、月球儀ペーパークラフト3種類を作成・公開した。月球儀の型紙は、国立天文台のウェブページからダウンロードできる。
アストロ・トピックスより
月周回衛星「かぐや(SELENE)」に搭載されたレーザ高度計(LALT)によって得られた月全球の地形データをもとに作成された月の地形図が、先月9日に、宇宙航空研究開発機構 (JAXA)、国立天文台、国土地理院によって公開されました。国立天文台天文情報センターでは、「かぐや」の研究成果をより多くの方々により身近に感じていただくために、この地形図を利用した月球儀のペーパークラフトを作成し、国立天文台のウェブページで公開しました。
今回公開したペーパークラフトは、初級者向け、中級者向け、そして、1ピースずつ作成した合計20個のピースをパズルのように組み立てるものの3種類です。今後は、上級者向けのものなども公開していく予定です。この月球儀のペーパークラフトの型紙は、国立天文台ウェブページの「ダウンロードページ」よりご利用いただけます。是非、多くの皆さまに作成に挑戦していただきたいと思います。
なお、このダウンロードページには、天文学や宇宙、国立天文台を、より身近に感じていただくためのツールをまとめています。ペーパークラフトのほかにも、国立天文台の風景を切り絵で表現したカレンダーなどもお楽しみいただけます。こちらもあわせてご利用ください。