金星探査機PLANET-C、キャンペーンのパートナーや事業企画を公募

【2009年5月27日 JAXA 宇宙科学研究本部

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、2010年度に金星探査機PLANET-Cを打ち上げる。ミッション応援キャンペーンを実施するにあたり、JAXAと共同でキャンペーンを実施するパートナーおよび事業企画の公募を行っている。


宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、2010年度にH-IIAロケットにより金星探査機PLANET-Cを打ち上げる計画だ。PLANET-Cは、打ち上げから約半年後に金星周回軌道に入り、約2年をかけて金星の大気を調査する。

金星は、地球の兄弟星と呼ばれている。しかし、地球よりわずかに太陽に近かったため海を持つことができなかったと考えられており、現在は二酸化炭素による温室効果によって、灼熱の惑星となっている。また金星では、惑星自体がほとんど回転していないにもかかわらず「超回転」と呼ばれる強い風(秒速100mほど)が地表全体を取り巻いており、気象学最大の謎とされている。金星の大気を理解することは、惑星の環境が作られるしくみや、ひいては地球の気象に関する理解を深めることにつながる。

JAXAでは、PLANET-C応援キャンペーンをより広範囲かつ魅力的に展開するために、広くパートナーや事業企画を募集する。なお、提案内容の評価に応じて、キャンペーンのパートナー企業(または団体等)が準備したアルミプレートがPLANET-Cに搭載され、金星に届けられる。

応募の締め切りや参加資格などの詳細は、以下の「金星探査機PLANET-C ミッション応援キャンペーンに関する事業企画提案の公募要領」ページを参照のこと。

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