7月24日〜10月30日 東京大学・本郷キャンパスで「火星―ウソカラデタマコト」展

【2010年7月26日 アストロアーツ】

東京・文京区の東京大学総合研究博物館で、7月24日から10月30日まで「火星―ウソカラデタマコト」展を開催中だ。火星の観測・探査の歴史を学びながら、現在検討中の日本の探査計画について自分で考えてみることができるほか、小学生向けのイベントも予定されている。


7月24日(土)から10月30日(土)まで、東京大学・本郷キャンパスにある東京大学総合研究博物館で、「火星―ウソカラデタマコト」展が開催されている。

火星人の襲来をテーマにした1938年の米・ラジオドラマ「宇宙戦争」の音声が流れるなか、火星探査の苦難と栄光の歴史を詳細に解説したパネルや、将来の日本の火星探査計画(MELOS)で候補となっているプランの展示を見ることができる。この4つのプラン(地質探査・生命探査・空中探査・地中探査)のうちどれがよいかを来場者が考え「投票」する、というユニークな参加型コーナーもあり、寄せられたコメントは、MELOS計画の検討をすすめている研究者グループに直接届けられる。

1998年に打ち上げられ火星を目指した日本の探査機「のぞみ」の熱試験用機や、19世紀後半に火星の表面を観測したイタリアの天文学者ジョヴァンニ・スキャパレッリの論文冊子なども貴重な見どころだ。

主に高校生以上向けの内容だが、8月4日と18日には親子向けのイベントが行われるほか、研究者によるギャラリーセミナーも随時開催される。

■ イベント名:
火星―ウソカラデタマコト
■ 日程:
2010年7月24日(土)〜10月30日(土)
■ 開館時間:
10:00〜17:00(入館は16:30まで)
■ 休館日:
月曜日(8月2日、9月20日、10月11日を除く)
8月3日、8月13日〜8月16日、9月12日、9月21日、10月12日
■ 場所:
東京大学 本郷キャンパス内 東京大学総合研究博物館 (アクセス
■ 入場料:
無料
■ 公開ギャラリーセミナー:
8月2日、8月4日(水)、8月18日(水)、8月22日(日)、9月18日(土)、10月16日(土)の各日13:00〜14:00
■ 子ども見学デー関連イベント「火星探査の最新成果」:
8月4日(水)、8月18日(水)の各日14:00〜15:00
※小学生対象。要事前申込み。8月4日分は、7月30日まで。8月18日分は、8月13日まで
■ 公式サイト:
火星―ウソカラデタマコト