プロジェクトトップが語る「すばる」「はやぶさ」「イカロス」…25日金沢で講演会

【2010年9月14日 アストロアーツ】

9月22日から24日まで金沢市で行われる日本天文学会秋季年会にあわせて、一般の人々を対象とした公開講演会が25日同市で開催される。「宇宙の謎に挑む:最先端の科学が解き明かす宇宙の姿」と題し、各プロジェクトのトップが最先端の観測・探査について紹介する。


《日本天文学会公開講演会》

■ テーマ:
「宇宙の謎に挑む:最先端の科学が解き明かす宇宙の姿」
■ 日時:
2010年9月25日(土) 13:00 〜 16:00 (開場12:00)
■ 場所:
北國新聞赤羽ホール(石川県金沢市)
■ 対象:
中学生以上・一般向け
■ 講演:
「すばるで見る宇宙の一番星」 家正則(国立天文台)
世界最大のすばる望遠鏡プロジェクトを指揮する家教授が、もっとも遠い銀河の観測など最新成果について講演する。すばる望遠鏡では、レーザーガイド補償光学の導入による解像度の改善に成功、さらに遠くの銀河や暗い天体を観測することで宇宙の謎の解明を目指す。また、2019年頃の完成を目指す直径30mの望遠鏡計画も紹介
「はやぶさとイカロス:最先端の宇宙探査技術」 川口淳一郎(宇宙科学研究所)
探査機「はやぶさ」のプロジェクトマネージャで、太陽光帆船「イカロス」の主導者である川口教授が、最先端の観測結果と宇宙探査技術について紹介する
「ガンマ線バーストって何なんけ?」 村上敏夫(金沢大学)
「イカロス」に搭載されたガンマ線バースト観測装置「GAP」を開発した村上教授が、この宇宙最大の爆発現象について講演する。「GAP」はガンマ線の「偏光」を測定するもので、爆発メカニズムの根本的な解明につながると期待されている
■ 参加方法:
入場無料。事前申込み不要(先着順450名)

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