「おおすみ」から「イカロス」まで 10月末、宇宙技術イベントが相次ぎ開幕
【2010年10月18日 アストロアーツ】
宇宙や科学技術に親しむイベントが、10月下旬に東京で相次いで開幕する。短期開催の「宙博(そらはく)2010」と「おおすみ40周年記念シンポジウム」、そして来年2月まで開催の「空と宇宙展」では、日本の宇宙探査や観測プロジェクトを紹介するプログラムが満載だ。
《空と宇宙展〜飛べ!100年の夢》
1910年に日本初の動力飛行が実現してから100周年となる今年、日本の航空黎明期から現在までの航空宇宙分野の成果を紹介する展覧会「空と宇宙展」が開催される。日本の航空史上に残る貴重な写真・模型などの資料から、小惑星探査機「はやぶさ」や太陽光宇宙ヨット「イカロス」の実物大モデルなどが展示・紹介される。 また、会期初日から11月7日までは「はやぶさ」の帰還カプセルも見ることができる。
《宙博2010》
宇宙と科学技術の博覧会「宙博」が、今年も10月29日から31日まで、東京都の科学技術館で開催される。「イカロス」のセイル展示や宇宙服の試着、ノーベル賞受賞者・益川敏英氏らの対談から星座早見盤の工作ワークショップまで、宇宙と科学に親しむさまざまなイベントが行われる。
《「おおすみ」40周年記念シンポジウム》
日本初の人工衛星「おおすみ」がL-4Sロケット5号機によって打ち上げられてから今年の2月11日で40周年を迎えた。この衛星の打ち上げ成功が、今日の日本の宇宙科学、そして広く宇宙開発の基盤を築いたといえる。「おおすみ」40周年記念シンポジウムでは、「おおすみ」の打ち上げとこれまでの科学衛星の成果を振り返りつつ、宇宙科学の将来の展望を語る。
- ■ 開催期間:
- 2010年10月29日(金)
- ■ 開催時間:
- 15:30〜18:30(15:00開場)
- ■ 会場:
- 科学技術館
地階サイエンスホール (定員400名)
(※科学技術館への入館は不要。1Fロビーより地下へとお進みください) - ■ 申し込み方法:
- 当日先着順(入場無料)
隣接開催の「宙博2010」とは入場は別となります - ■ 主催:
- 独立行政法人 宇宙航空研究開発機構
- ■ ウェブページ:
- 「おおすみ」40周年記念シンポジウム