宗像ユリックスプラネタリウムがリニューアル
カール・ツァイス製プラネタリウム投影機を導入
【2011年3月22日 宗像ユリックスプラネタリウム】
福岡県の宗像ユリックスプラネタリウムが3月19日にリニューアルオープンした。九州初導入のカール・ツァイス製プラネタリウムや最新のデジタル設備を備える。
1988年に開館した宗像ユリックスプラネタリウム(福岡県宗像市)が、プラネタリウム機材の変更などの大規模なリニューアルを終え、3月19日にリニューアルオープンを迎えた。
プラネタリウム投影機として新たに独・カール・ツァイス社のプラネタリウム投影機「スカイマスター ZKP4」が導入された。カール・ツァイス社製プラネタリウムの導入は九州では初となり、現在稼働中のものは同プラネタリウムを含め全国でも4施設となる。「肉眼で見える星の美しさ」にこだわり、約7,000個の恒星1つ1つを光ファイバーで投影した、シャープな星空が楽しめる。
これに加えて、最新の宇宙映像をリアルタイムに表現するスペースエンジン「ユニビュー」、国産デジタルプラネタリウム「ステラドームプロ」も導入された。迫力ある様々な映像を、ハイビジョンの約4倍の解像度を誇る新プロジェクタでドーム全体に映し出す。これらによって、これまで以上の多彩な表現が可能となった。さらに音響システムや座席等も変更し、満天の星と宇宙映像をよりゆったりとした環境で満喫することができる。
プラネタリウム担当の加藤治さんは、「このご時世だからこそ、夢を持てるような」プラネタリウムを目指したいと語っている。
同館では、解説員の生解説によるオリジナル番組を、記念番組、こども向け、おとな向けの3つのテーマに沿って制作している。リニューアル後は、新機能をフルに活用した記念番組「リニューアル記念」、イラストを多用したこども向け番組「ほしぞらクレヨン★」、スペースエンジンを駆使したおとな向け番組「宇宙の果てまで」の3本を上映する。詳しくは、下記〈関連リンク〉の「宗像ユリックスプラネタリウム」ウェブサイトを参照のこと。