岩手大学天文部OBらが4日「被災地で星を観る会」を開催

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【2011年6月1日 えがおとどけ

岩手大学天文部の現役部員とOBによる「被災地で星を観る会」が、4日に陸前高田市の避難所で開催される。卒業生による被災地支援プロジェクトの一環として行われるもので、大人から子供まで約60人に望遠鏡の工作や天体観望を楽しんでもらうイベントだ。


(陸前高田市の星空の星図)

6月4日夜7時ごろの陸前高田市の空。ステラナビゲータで作成。クリックで拡大

「被災地で星を観る会」開催のきっかけとなったのは、被災地の子どもたちに文具や遊具を届ける「えがおとどけ」プロジェクトを立ち上げた同部OBの阿部直樹さんの呼びかけだ。

天文部では、毎年春・夏・秋に大学のグラウンドで「星を観る会」を定期開催しているが、阿部さんがOB・OGに声をかけ、同プロジェクトの一環として被災地での観望会を開催することになった。陸前高田市で行うことになったのは、震災によりこの地で犠牲になった同部卒業生への追悼の意味もこめられている。

当日は市内の避難所で子供から大人まで約60名を対象に、星座早見盤・望遠鏡の工作や文具の配布、望遠鏡による観測が行われる。

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