星ナビ12月号は「頭上の皆既月食」と「ALMAの星空」

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【2011年11月4日 アストロアーツ】

星空を楽しむための月刊「星ナビ」2011年12月号が、11月5日(土)に発売されます。12月10日に全国で観察できる「頭の真上の皆既月食」の、見る、観る、そして撮る方法を特集でご案内。チリ・アタカマ高地のALMA望遠鏡レポートでは、過酷な環境で観測への情熱を燃やすスタッフの努力と極上の星空を紹介します。ジャコビニ流星群の出現報告、キヤノンの魚眼ズームレンズのテストなど、今知りたい情報がそろっています。


表紙

星ナビ2011年12月号表紙

藤井龍二さん撮影の、南米チリ・アタカマ高地に建つALMA電波望遠鏡群と南天の星です。標高5000mの砂漠に立ち、星空の下で宇宙に耳を傾ける巨大な望遠鏡群の静かな迫力が伝わってきます。

★ 全掲載内容の目次はこちら → 「星ナビ2011年12月号」

綴じ込み特別付録 星空カレンダー2012

「星空カレンダー2012」表紙

月面を通過するISSから部分月食、流星群や山岳星景までバラエティ豊かな天体写真と、月ごとの星空やチェックしたい天文現象が毎月楽しめるカレンダー。

皆既大作戦2011

「皆既大作戦2011」ページサンプル

過去10年間で、日本国内のいずれかの地域で皆既の状態を見ることができた月食は5回ありましたが、そのすべてが月出帯食もしくは月没帯食でした。前回、全経過を全国で眺められたのは2000年7月16日のことです。12月10日に起こる皆既月食は、久しぶりに全経過が見られる絶好の機会。しかも東日本では皆既中に月が南中し、全国でも空の高い位置で皆既の状態が見られるというすばらしい条件です。確実に「赤い月」をモノにするためのノウハウを紹介します。

宇宙を見通す巨大な複眼 ALMAの空

「宇宙を見通す巨大な複眼 ALMAの空」ページサンプル

チリのアタカマ高地に建設中の巨大プロジェクト「ALMA」は、広い土地に電波望遠鏡(パラボラ)を展開することで大口径と同じ解像度を得るという天文観測施設です。観測に適しているとして選ばれたアタカマ高地は標高5000mの乾燥地帯。人にも望遠鏡にも過酷なその土地は、最新の天文学に、そして最高の星空に一番近い場所でした。

全周から対角まで1本でカバー キヤノンの魚眼ズーム

全周から対角まで1本でカバー キヤノンの魚眼ズーム

全周魚眼から対角線魚眼までを完全にカバーするズームレンズ、しかも高性能Lレンズということで発表当初から注目を集めていたキヤノンの「EF8-15mm F4L フィッシュアイ USM」を試用してみました。1本で2本分の使い方ができる魚眼ズームですが、天体写真においては星像が重要です。シャープさや解像度、中心部と周辺部の明るさなど、気になる天文特性はいかに?

ギリシア神話の星舞台を巡る II

「ギリシア神話の星舞台を巡る II」ページサンプル

ギリシア神話最大の英雄ヘラクレス。大食漢で大酒飲み、しかも色好みで短気といったとても人間臭い姿が人気の英雄です。彼の名は地中海のあちらこちらに残されており、数々の遺跡や彫刻、絵画などにその雄姿を垣間見ることができます。12の難行の後半や壮絶な最期を迎えた場所を紹介していきます。

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