古川宇宙飛行士が地上に帰還
【2011年11月22日 JAXA (1)/(2)】
日本時間22日午前11時半ごろ、国際宇宙ステーションに滞在していた古川聡さんら3名の宇宙飛行士がソユーズ宇宙船で無事地上に帰還した。来年の星出彰彦宇宙飛行士との交信イベント情報も。
古川聡さん、セルゲイ・ヴォルコフさん(ロシア)、マイケル・フォッサムさん(アメリカ)は今年6月から5か月半に及んだ国際宇宙ステーション(ISS)での滞在ミッションを終え、ソユーズ宇宙船(27S)で地球に帰還した。ソユーズは22日午前8時0分(日本時間)にISSから分離し、10時32分には地球周回軌道を離れて大気圏に突入、11時26分にカザフスタン共和国に着陸した。
船外に出た3人は笑顔で元気な様子を見せた。その後クルー用の仮設テントに移動し、詳しい健康状態の確認を受ける。
古川さんが所属する宇宙航空研究開発機構(JAXA)の立川敬二理事長は、古川さんについて「医師としての専門能力を活かし、また、訓練の成果を充分に発揮して、医学実験などの様々な宇宙実験やISSシステムの維持・運用に貢献し、ISSでの任務を立派に完遂したことを誇りに思います 」(抜粋)とコメントしている。
星出宇宙飛行士との交信イベント募集
日本人宇宙飛行士として次に宇宙に行くのは星出彰彦さんだ。2008年6月以来2度目の飛行で、2012年初夏から約半年間ISSに滞在する予定となっている。
JAXAでは現在、星出さんのISS滞在中に行う交信イベントや映像収録の企画を募集している。
- ■ 募集内容:
- 教育交信イベント(4件程度)
学校、科学館等での生徒、または教師と宇宙飛行士との交信(教師だけを集めた企画も募集します) - メディア交信イベント(4件程度)
宇宙飛行士とメディアによる交信 - メディア教育交信イベント(1件程度)
高校以上の学生と宇宙飛行士による科学技術等をテーマとしたメディアが主催もしくは協力する教育的内容の交信 - 映像収録企画(3件程度)
「きぼう」内で台本等に沿ってハイビジョン映像を撮影するものです。地上との交信はありません。また、映像データはダウンリンクして後日配布します
- 教育交信イベント(4件程度)
- ■ イベント実施時期:
- 2012年6月〜11月ごろ
- ■ 募集締め切り:
- 2012年1月6日(金)
- ■ 選定結果発表:
- 2012年2月ごろ
- ■ ウェブサイト:
- 星出宇宙飛行士の宇宙滞在におけるリアルタイム交信イベントおよび映像収録企画の募集について