地球観測衛星「だいち2号」、打ち上げ成功

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【2014年5月26日 JAXA

24日正午すぎ、H-IIAロケットに搭載された地球観測衛星「だいち2号」の打ち上げが鹿児島県の種子島宇宙センターで行われ、無事成功した。


H-IIAロケット24号機の打ち上げ

H-IIAロケット24号機の打ち上げ。クリックで拡大(提供:JAXA。以下同)

ロケットから分離されただいち2号

ロケットから分離された「だいち2号」。クリックで拡大

陸域観測技術衛星「だいち2号」(ALOS-2)と小型副衛星4基を載せたH-IIAロケット24号機は、5月24日12時5分に種子島宇宙センターから発射された。15分後にだいち2号はロケットから分離され、高度630〜647kmの軌道に乗った。太陽電池パドルの展開も確認されている。

だいち2号は2011年5月に運用終了した「だいち」の後継機で、災害状況把握や地図作成のための地上監視を行う。初号機よりさらに高い精度で効率的にデータを取得・提供することができる。

25日から26日にかけてレーダーアンテナの展開を行った後、およそ80日間かけて機器の立ち上げや動作確認などを実施する。本格的な観測スタートは半年後となる。