天文シミュレーションソフト「ステラナビゲータ10」が10.0aにアップデート
【2014年7月9日 アストロアーツ】
天文シミュレーションソフトウェア「ステラナビゲータ10」の10.0aアップデータを無償公開しました。新しい天体望遠鏡への対応などの機能追加のほか、より快適にお使いいただくための多くの改良が加えられています。
今回の10.0aアップデータでは、お使いいただいているユーザーの皆様からのご意見や不具合報告に対する修正はもちろん、開発チームによる独自の修正も加え、より使いやすさを追求したものになっています。
なかでも、「ソフトウェアの起動に時間がかかる」、「星図の動作が重い」、「野外での観測中などネットワークに接続できない場合に動作が遅くなる」といったご意見を受けて、さまざまな条件で可能な限り軽快に動作するよう、多くの修正を加えました。
また、iOptron製の経緯台・赤道儀とSky-Watcher製のドブソニアン・赤道儀の望遠鏡制御に対応しましたので、「望遠鏡スタイル」から手軽に操作できます。
ほかにも星図表示の改良や各種設定ダイアログの修正、先日制定された「山の日」の表示をはじめ、計100か所以上にのぼる修正が加えられています。詳しくは「アップデータ」ページをご覧ください。
ステラナビゲータ10「10.0aアップデータ」は「アップデータ」ページでダウンロードできます。また、ステラナビゲータの[ヘルプ]メニューから「ステラナビゲータの更新確認」を実行すれば、バージョンをチェックしたうえでアップデータをダウンロードすることもできます。
《10.0aアップデータのおもな改良点・追加機能》
◆ 全般
- 星図描画やユーザインタフェースのCPU負荷を大幅に軽減
- 天体情報パレットの表示や更新を高速化
- 2016年より「今日の暦」に[山の日]を表示
- 天体事典のメシエ天体のデータなど更新
◆ 望遠鏡制御
- iOptron CubePro、MiniTowerII/Pro、SmartEQ Pro、ZEQ25GT、iEQ30/45/45-AZ、CEM60/60-ECに対応
- Sky-Watcher マルチファンクション GOTO、DOB GOTO8/10/12/14/16、EQ3/5/8 GOTOに対応
- ケンコー・トキナー Sky Explorer SE-GT シリーズ、Sky Explorer AZEQ6GTに対応
- セレストロン Advanced VXに対応
ステラナビゲータについて
「ステラナビゲータ10」は、今夜の星空の様子はもちろん、過去から未来までの20万年間に起こるあらゆる天文現象をリアルに再現できる天文シミュレーションソフトウェアです。
星空のシミュレーションだけでなく、四季の星座や神話を紹介するプラネタリウム番組、おすすめの天文現象の情報をインターネットから取得してお知らせする機能、天体望遠鏡のコントロールなど、天文・宇宙を楽しむための多彩な機能が搭載されています。