自動化をより進めた最新バージョン

初心者向けのビデオマニュアル

別売の「ビデオマニュアル」にも触れておこう。Ver.5、6では、使用方法や作例を掲載した「公式ガイドブック」が用意されていた。今回の「ビデオマニュアル」では、画像処理の「動き」を見ることができるようになった。

天体写真の画像処理は、どの処理をどの順番で行っていけばいいのか初心者にはわかりにくい部分もあるが、じつは画像処理には決まった手順とルールがある。論理的に矛盾する処理はデータを破綻させてしまうからだ。実際の天体写真を使って、手順を追いながら解説する「ビデオマニュアル」を見ればそのような疑問は解消されるだろう。

「ビデオマニュアル」は、DVD-ROMにフラッシュムービーを収録する方式なので、PCで再生させながら「ステライメージ」を使うことができる。また、DVD-ROMには「ビデオマニュアル」で処理例として使われている画像ファイルも収録されている。パッケージに採用されている冷却CCDカメラによるM42(上坂浩光氏撮影)と、筆者が提供したデジタル一眼レフによるM42だ。ライトフレーム(天体画像)だけでなく、ダークフレームとフラットフレームもそろっているので、「ビデオマニュアル」に沿って実際に画像処理を試すことができる。

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