主な機能(ステライメージの基本機能)
レベル調整

繰り返し実行しても画質を保持、
何度でもリトライ可能

一般的な画像処理ソフトにも必ず搭載されている機能が、レベル調整(またはレベル補正)です。画像に含まれる階調について「ここからここまでだけを表示させる」と指定することで明るさやコントラストを調整する、よく使われる機能です。

レベル調整は繰り返せば繰り返すほど画像が荒れるのが、通常の画像処理ソフトの「常識」です。切り詰めた範囲外の階調は二度と戻りませんし、少ない階調を無理矢理引き延ばすとグラデーションが消える「トーンジャンプ」を引き起こしてしまいます。

その点、ステライメージのレベル調整は、繰り返し行っても画像をまったく劣化させないので、何度でもリトライできます。画面に出力する明るさは変えても、本来の階調は数値データとして保持し続けるからです(参考:「主な機能:無限の階調を操る」)。

レベル調整で変わっていく画像

天体画像の処理で重要なステップとなるのが、R(赤)、G(緑)、B(青)の3色別にレベル調整し、色調のかたよりをなくして背景の宇宙をニュートラルグレーにすることです。従来は手間のかかりがちな工程でしたが、ステライメージではレベル調整中に3色のヒストグラムを同時に表示できるので、「3つの山を重ね合わせる」だけで実現します。

(主な機能:項目一覧)