日本の新型ロケット「H3」、メインエンジン点火後に打ち上げ中止

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日本の新型ロケット「H3」の試験機1号機は2月17日に打ち上げられる予定だったが、メインエンジンの燃焼後に異常が検知されたため、打ち上げは中止された。

【2023年2月17日 JAXA

日本の次世代大型ロケット「H3」の試験機1号機は、2月17日10時37分55秒(日本時間)に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられる予定だったが、メインエンジンの燃焼開始後にロケット1段目のシステムが異常を検知したため、固体ロケットブースタに着火する信号が送信されず、打ち上げは中止となった。

「H3」の試験機1号機
メインエンジン燃焼開始直後の「H3」試験機1号機(提供:JAXA)

JAXAでは、今後できるだけ早く原因を究明し、再び同機の打ち上げに臨む意向を発表している。

H3ロケット試験機1号機では、地球観測衛星の先進光学衛星「だいち3号」(ALOS-3)が打ち上げられる予定だった。また、当初の打ち上げ日は2月12日に設定されていたが、悪天候のため3度にわたって延期されていた。

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