AstroArts Topics

ヘッドライン

8か月かかる銀河の精密シミュレーションをAIで2か月に短縮

2025/07/09
超新星爆発の影響などを再現するAIを使い、個々の恒星スケールまで再現した高解像度の銀河進化シミュレーションが行われた。計算時間を従来の4分の1に短縮できたという。

銀河は星を育てるガスを外から受け取っていた

2025/07/08
アルマ望遠鏡による近傍銀河の観測で、速度の大きな分子ガス雲が複数見つかった。星形成の材料となる高密度の分子ガスが銀河外から流入している証拠となる。

気象衛星「ひまわり」を宇宙望遠鏡として使い、金星大気を観測

2025/07/07
気象衛星「ひまわり8・9号」の画像に写り込んだ金星像の分析から、約8年にわたる金星大気の温度変動が明らかになった。

2025年7月中旬 金星とアルデバランが接近

2025/07/07
2025年7月中旬ごろ、未明から明け方の東の低空で金星とおうし座の1等星アルデバランが接近する。最接近は7月14日ごろ。

銀河円盤が二層構造となる道筋

2025/07/04
遠方の円盤銀河の観測で、薄い円盤と厚い円盤という二層円盤構造が見つかった。遠方銀河で同定されたのは初めてのことで、厚い一層円盤構造の内側に薄い円盤が形成されて二層構造へ進化する過程などが明らかになった。

2025年7月上旬 土星と海王星が大接近

2025/07/04
2025年5月下旬から9月上旬にかけて、土星と海王星が大接近する。最接近は7月6日ごろ。

2025年7月上旬 金星と天王星が接近

2025/07/04
2025年7月上旬ごろ、未明から明け方の東の低空で金星と天王星が接近する。最接近は7月5日ごろ。

2025年7月4日 水星が東方最大離角

2025/07/04
2025年7月4日、夕方から宵の西北西の低空に見えている水星が太陽から最も離れて東方最大離角となる。

史上3例目の恒星間天体、3I/アトラス彗星を発見

2025/07/03
史上3例目の恒星間天体「アトラス彗星」(3I/ATLAS)が発見された。直径20kmほどとみられ、過去の2例よりもかなり大きい。11月中旬ごろには明け方に13等程度で観測可能になりそうだ。

中性子星表面の核融合による特大爆発「スーパーバースト」

2025/07/03
X線連星系で発生した中性子星表面の爆発現象を観測したニンジャサットのデータなどから、この現象がとくに珍しい炭素の核融合による「スーパーバースト」であったことが判明した。

星空案内 毎月の天文現象や星座を解説

2025年7月上旬 天王星とプレアデス星団が接近

2025/07/03
2025年6月下旬から9月上旬にかけて、天王星とおうし座のプレアデス星団が接近する。最接近は7月10日ごろ。

月の表と裏の違いを解く鍵は塩素にあった

2025/07/02
月を模した高圧・高温実験とモデル計算を組み合わせた研究から、月の表側の地殻には塩素が非常に多く含まれていることが示された。表側は塩素で変質を受けた一方、裏側にはより始原的な地殻が残っているとみられる。

コロナ禍の天文部映画「この夏の星を見る」が7月4日公開

連載・読み物
2025/07/02
小説『この夏の星を見る』がこの夏映画化。天文ファンなら見逃せない星空シーンや共感ポイントが満載だ。

星ナビ8月号は「プラネタリーディフェンス」と特別付録「夏のおでかけダイアリー」

2025/07/01
星空を楽しむための月刊「星ナビ」2025年8月号は7月4日(金)発売です。特集「プラネタリーディフェンス」では、衝突する可能性のある小惑星から地球を防衛する最前線を紹介。付録は夏のイベントを一冊でまとめた「夏のおでかけダイアリー」です。

惑星はいつできる?解像度の限界を超える新技術で推定

2025/06/30
原始惑星系円盤の観測データから高解像度画像を得る新たな手法によって、惑星ができ始めた円盤に特有の構造が、中心星誕生の数十万年後から現れることが示された。

H-IIA最終号機による地球観測衛星「いぶきGW」の打ち上げ成功

2025/06/30
29日未明、温室効果ガス・水循環観測技術衛星「いぶきGW」を搭載したH-IIAロケット50号機が種子島宇宙センターから打ち上げられた。ロケットは計画通りに飛行し、衛星は正常に分離された。H-IIAロケットの打ち上げは今回が最後となった。

カールツァイス「SFLシリーズ」3モデル登場、42mmクラスボディに50mm対物搭載

2025/06/28
カールツァイス双眼鏡の「SFLシリーズ」から、口径50mmを採用しながら、42mmクラスのコンパクトボディを実現した3モデル「ZEISS SFL 8×50 / 10×50 / 12×50」が登場。

2025年7月上旬 水星とプレセペ星団が大接近

2025/06/26
2025年6月下旬から7月上旬ごろ、夕方の西北西の低空で水星とかに座のプレセペ星団が大接近する。最接近は7月3日ごろ。

32億画素のカメラで撮影、ベラ・ルービン天文台が初画像公開

2025/06/25
チリに建設された新観測施設「ベラ・ルービン天文台」が撮影した初画像が公開された。32億画素という史上最大のカメラによって、1000万個もの銀河や2000個以上の小惑星などがとらえられている。

2025年7月の星空ガイド

2025/06/25
見どころ/金星(未明~明け方)、土星(深夜~明け方)/4日:水星が東方最大離角/5日ごろ未明~明け方:金星と天王星が接近/6日ごろ未明~明け方:土星と海王星が大接近/10日ごろ未明~明け方:天王星とプレアデス星団が接近/14日ごろ未明~明け方:金星とアルデバランが接近/22日未明~明け方:細い月と金星が並ぶ