AstroArts Topics

太陽系

小型高機能科学衛星「れいめい」の運用終了

2026/03/11
2005年に打ち上げられ、オーロラ発光層の理解を進める成果などを挙げてきた小型高機能科学衛星「れいめい」の運用が、3月4日に終了した。

恒星間天体のアトラス彗星は極端にアンモニアが欠乏

2026/03/10
恒星間天体「3I/アトラス彗星」は、太陽系の彗星に見られるアンモニア分子が極端に欠乏していることが、神山天文台の観測で明らかになった。アトラス彗星の故郷が太陽系と異なる環境である可能性が示唆される。

リュウグウ試料の磁気から探る初期太陽系の磁場環境

2026/03/09
「はやぶさ2」が持ち帰った小惑星リュウグウ試料の磁気を測定した研究で、リュウグウの母天体が太陽系形成後約300万~700万年に経験した水質変成時の外部磁場環境を記録している可能性を強く示唆する結果が得られた。

「かぐや」の観測で発見、月を取り巻く希薄なイオンは太陽風が作る

2026/03/06
月周回衛星「かぐや」のデータから、月の外気圏にある揮発性イオンは太陽風の働きで作られることがわかった。流星群によって炭素イオンが増える現象もみつかった。

イオ由来のオーロラを利用して木星プラズマの形を求める

2026/02/18
衛星イオが引き起こす木星オーロラのデータを使う研究で、木星を取り巻くドーナツ状のプラズマが、木星の夜明け前に当たる方向に偏っていることが明らかになった。

月の水は土壌粒子内部の「すき間」で生まれる

2026/02/13
月の土壌粒子内の微小な空隙に太陽風が入り込んで水分子ができるというしくみがシミュレーションで示された。月の水の起源を理解する重要な手がかりとなる成果だ。

探査機の宇宙線センサーを利用して太陽プラズマの変動をとらえた

2026/01/19
探査機に搭載されたシステム監視用の宇宙線検出器を活用して、太陽の爆発現象で放出されたプラズマが伝わる様子を太陽系内の複数地点で観測することに成功した。

探査機「はやぶさ2」、来年7月5日に小惑星トリフネをフライバイ

2025/12/25
小惑星「トリフネ」に向けて航行中の探査機「はやぶさ2」が、来年7月5日にトリフネをフライバイする計画が公表された。「はやぶさ2」は相対速度5km/sほどの高速フライバイ探査に挑戦する。

水星でもコーラス放射が「さえずる」

2025/12/22
宇宙機「みお」と「ジオテイル」の観測データから、水星のコーラス放射が地球のコーラス放射のように“さえずる”ことが実証された。電磁波現象に伴う激しい電子の活動が、地球以外の惑星でも起こることを示す成果だ。

地球誕生の鍵は超新星爆発に由来する「宇宙線浴」

2025/12/18
太陽系の形成初期に近傍で起こった超新星爆発による宇宙線に「入浴」することで、地球型惑星に不可欠な核種が生成された可能性を示唆する研究成果が発表された。

星空案内 毎月の天文現象や星座を解説

XRISMが観測した太陽系外からの来訪者

2025/12/15
JAXAのX線天文衛星「XRISM」が史上3例目の恒星間天体「3I/アトラス彗星」を観測し、40万kmにわたって淡く広がるX線をとらえた。彗星を取り巻くガス雲の輝きかもしれない。

ベンヌ試料から6種類の糖を検出

2025/12/08
小惑星ベンヌの試料から、リボースやグルコースといった6種の糖が検出された。宇宙には生命を支える分子が、これまで考えられていた以上に存在することを示唆する成果である。

火星衛星探査機MMXにメッセージを載せよう

2025/12/05
2026年度に打ち上げ予定の火星衛星探査機「MMX」を応援するキャンペーン『#グッドラックMMX』でメッセージを募集中だ。応募メッセージは探査機に搭載され、約5年後に衛星のサンプルと一緒に地球に戻ってくる。

火星探査ミッション「エスカペイド」の双子の探査機、打ち上げ成功

2025/11/17
11月14日、NASAの火星探査ミッション「エスカペイド」の双子の探査機が打ち上げられた。約1年間太陽を周回した後に火星を目指し、2年後に到着の予定だ。

小天体の捕獲による火星衛星の形成メカニズムを解明

2025/10/20
理論解析などを用いた研究から、火星の衛星フォボスとダイモスの軌道が火星に捕獲された小天体のものと整合的であることが示された。両衛星の起源が火星に捕獲された小天体だとする説を支持する結果だ。

高精度・高信頼度で太陽フレアを予測するAIを開発

2025/09/25
24時間以内に発生する太陽フレアを、過去の太陽観測画像を基にして予測するAIが開発された。正確性と信頼度の両面で人間の専門家を超えるという。

リュウグウの母天体は、10億年以上氷を保持していた

2025/09/19
小惑星リュウグウの試料の分析から、その母天体が10億年以上にわたり氷を保持していたこと、その氷が天体衝突で溶けたことを示唆する結果が得られた。また、地球の材料となった炭素質小惑星に、従来推定の2~3倍の水が含まれていた可能性も示された。

金星探査機「あかつき」の運用終了

2025/09/18
2015年の金星周回開始から8年以上にわたって観測を行った、日本の探査機「あかつき」の運用が9月18日に終了した。

火星のクレーターに記録された6億年の氷の変遷

2025/09/10
探査機による火星の高解像度データから、中緯度に存在するクレーター内の氷の分布と変遷が復元され、自転軸の傾きの変動に伴う大規模な気候変化が起こったことが示された。惑星の気候進化の理解と将来の水資源利用に貢献する成果だ。

原始太陽系に降りそそいだ、“溶けた岩石の雨粒”

2025/09/02
多くの隕石に含まれる「コンドリュール」という丸い粒子が、木星の誕生がきっかけで生成されたという研究成果が発表された。水を含む微惑星の衝突が鍵になっているようだ。