AstroArts Topics

太陽系

従来の推定より月マントルが鉄に富んでいる可能性

2026/04/24
原初の月を模した条件下で測定した月マントルの主要鉱物の弾性波速度から、月の上部マントルが従来の推定より鉄を多く含む可能性が高いことがわかった。月の進化の手がかりとなる成果だ。

すばる望遠鏡でとらえた恒星間天体アトラス彗星の変化

2026/04/23
すばる望遠鏡による恒星間天体「アトラス彗星」の分光観測から、彗星コマ中の水に対する二酸化炭素の割合が太陽への接近に伴って変化した可能性が示された。

リュウグウ試料から予想外の巨大有機分子を発見

2026/04/21
原子間力顕微鏡を用いたリュウグウ試料の観察により、環の数が最大100個を超える巨大有機分子が多数発見された。有機分子の進化過程の解明につながる重要な成果だ。

50年来の謎に答え、金星の下層ヘイズは流れ星由来だった

2026/04/21
約50年間正体不明だった金星の下層大気に漂う微粒子の起源が、上空から降り注ぐ宇宙塵であることがシミュレーション研究で実証された。

「明月記」と古い樹木から見つかった、800年前の太陽プロトン現象

2026/04/20
鎌倉時代の日記「明月記」と、古い樹木に含まれる炭素の分析から、西暦1200年ごろに太陽プロトン現象が発生していたことが特定された。太陽活動の記録のない時代における太陽の振る舞いの理解につながる成果だ。

すばる望遠鏡で明かす木星トロヤ群小惑星の色の謎

2026/04/20
木星の公転軌道上にあるトロヤ群小惑星の観測から、小型のものは色の区別が不明瞭で赤くない個体が多いことが判明した。小惑星の起源や進化を解き明かす手がかりとなる成果だ。

太陽から吹き出す放射線粒子の振る舞いを複数の探査機で観測

2026/04/17
複数の宇宙探査機の観測データとシミュレーションを組み合わせることで、太陽フレアで放出された放射線粒子が太陽系内を伝わる様子がとらえられた。

木星と土星の大型衛星系の違いは惑星誕生時の表面磁場が決めた

2026/04/15
木星のガリレオ衛星と土星のタイタンについて、惑星誕生時の表面磁場の違いがそれぞれの大型衛星系の差を生み出したとするシナリオが、コンピューターシミュレーションによる研究で描かれた。

またしても木星と土星に新衛星、木星は115個、土星は292個に

2026/04/15
すばる望遠鏡などによる観測から、木星に14個の衛星が発見され、衛星数は計115個となった。また、土星には7個の衛星が発見され、計292個となった。

ベンヌ試料から核酸塩基と高濃度の尿素を検出

2026/04/09
小惑星ベンヌの試料から、全5種の核酸塩基を含む窒素複素環化合物が38種検出された。うち少なくとも4種は従来の地球外物質分析で未同定のものだ。また、生体の代謝産物として知られる尿素も高濃度で検出された。

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リュウグウ試料からDNA・RNAを構成する全5種の核酸塩基を検出

2026/03/27
小惑星ベンヌの試料から検出されていたDNAとRNAを構成する5種の核酸塩基が、小惑星リュウグウの試料からも発見された。生命誕生前の太陽系で遺伝物質の基本構成要素が普遍的に生成されていたことを示す成果である。

木星と土星に新衛星、木星は101個、土星は285個に

2026/03/27
すばる望遠鏡などによる観測から木星に4個の衛星が発見され、衛星数が100個を超えた。また、土星には11個の衛星が発見され、280個を超えた。

水星の歴史を表面地形の凹凸分布で調べる

2026/03/17
水星の全球にわたる表面地形の凹凸分布マップが作成され、クレーターなどとの相関関係が調べられた。地球型惑星の地質学的進化の研究における、重要な基礎となる成果だ。

小型高機能科学衛星「れいめい」の運用終了

2026/03/11
2005年に打ち上げられ、オーロラ発光層の理解を進める成果などを挙げてきた小型高機能科学衛星「れいめい」の運用が、3月4日に終了した。

恒星間天体のアトラス彗星は極端にアンモニアが欠乏

2026/03/10
恒星間天体「3I/アトラス彗星」は、太陽系の彗星に見られるアンモニア分子が極端に欠乏していることが、神山天文台の観測で明らかになった。アトラス彗星の故郷が太陽系と異なる環境である可能性が示唆される。

リュウグウ試料の磁気から探る初期太陽系の磁場環境

2026/03/09
「はやぶさ2」が持ち帰った小惑星リュウグウ試料の磁気を測定した研究で、リュウグウの母天体が太陽系形成後約300万~700万年に経験した水質変成時の外部磁場環境を記録している可能性を強く示唆する結果が得られた。

「かぐや」の観測で発見、月を取り巻く希薄なイオンは太陽風が作る

2026/03/06
月周回衛星「かぐや」のデータから、月の外気圏にある揮発性イオンは太陽風の働きで作られることがわかった。流星群によって炭素イオンが増える現象もみつかった。

イオ由来のオーロラを利用して木星プラズマの形を求める

2026/02/18
衛星イオが引き起こす木星オーロラのデータを使う研究で、木星を取り巻くドーナツ状のプラズマが、木星の夜明け前に当たる方向に偏っていることが明らかになった。

月の水は土壌粒子内部の「すき間」で生まれる

2026/02/13
月の土壌粒子内の微小な空隙に太陽風が入り込んで水分子ができるというしくみがシミュレーションで示された。月の水の起源を理解する重要な手がかりとなる成果だ。

探査機の宇宙線センサーを利用して太陽プラズマの変動をとらえた

2026/01/19
探査機に搭載されたシステム監視用の宇宙線検出器を活用して、太陽の爆発現象で放出されたプラズマが伝わる様子を太陽系内の複数地点で観測することに成功した。