小型高機能科学衛星「れいめい」の運用終了
【2026年3月11日 JAXA宇宙科学研究所】
小型高機能科学衛星「れいめい」は2005年8月24日にカザフスタンのバイコヌール宇宙基地から、光衛星間通信実験衛星「きらり」の相乗り衛星として打ち上げられた。

オーロラを観測する「れいめい」の想像図(提供:JAXA)
「れいめい」はオーロラの画像取得とオーロラを光らせる電子の同時観測を時間的・空間的に高い分解能で初めて実現し、数秒間ごとに点滅する脈動オーロラの発生メカニズムや、脈動オーロラが起こると人工衛星の故障を引き起こしオゾンを破壊する可能性がある「キラー電子」が降ってくることを明らかにするなど、微細な構造を持つオーロラ発光層の理解を大きく前進させた。
また、工学的には民生用プロセッサーを採用した統合化計算機、リチウムイオン2次電池、70kg級衛星の定常的な3軸姿勢制御などの先端技術を軌道上で実証し、後の衛星開発を支える多くの人材育成にも貢献した。
昨年7月、「れいめい」は電源システムの機能不全により動作を停止した。これを受けて今年3月4日に運用停止・停波が実施され、約20年の長きにわたった運用が終了した。
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