AstroArts Topics

恒星・銀河

天の川銀河の円盤に向かって落ちる分子雲を発見

2026/02/10
天の川銀河の電波観測で、銀河円盤から垂直に伸びた構造を持つ分子雲が見つかった。銀河ハローから落下した分子雲が円盤ガスとの衝突で加熱されているようだ。

原始星で惑星の材料鉱物が結晶化する現場を初めて観測

2026/02/09
原始星の爆発的な増光で、惑星の材料となるケイ酸塩が結晶化する様子が初めてとらえられた。結晶は原始星のすぐそばで作られ、ガス円盤の外縁まで運ばれるようだ。

ダークマターの分布をJWSTで詳細にとらえた

2026/02/05
ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡で80万個の遠方銀河をとらえた画像から、ダークマターの分布がきわめて高い解像度で得られた。

硫黄原子を持つ過去最大の星間分子を検出

2026/01/30
天の川銀河の中心部にある分子雲で、硫黄を含む13個の原子でできた環状分子が見つかった。宇宙空間で検出された硫黄化合物としては過去最大の分子サイズだ。

ダークエネルギーサーベイで6年分のデータ解析完了

2026/01/29
6年間で6億個以上の銀河を観測した「ダークエネルギーサーベイ」の全観測データの解析結果が公開された。ダークエネルギーの密度が時間変化しない標準モデルを支持する結果が得られている。

理論上限の13倍の速さで物質を飲み込む巨大ブラックホール

2026/01/26
ブラックホールの成長速度が理論値の10倍以上というクエーサーが見つかった。X線と電波を強く出しており、巨大ブラックホールの成長理論に新たな視点をもたらしそうだ。

スーパーアースの「地下のマグマ海」が地球外生命をはぐくむかも

2026/01/21
地球より大きな岩石惑星では、マントルの底に沈んだマグマオーシャンが強い磁場を生み出すという研究が発表された。この磁場が生命を守る盾となるかもしれない。

銀河衝突の痕跡か、天の川銀河の衛星銀河の外に広がる星々

2026/01/20
天の川銀河の衛星銀河で外縁部に広がる星々が見つかった。天の川銀河の潮汐力でできた構造ではない可能性があり、矮小銀河同士が衝突を経験している証拠かもしれない。

初期宇宙の怪物銀河は多様なしくみで爆発的に星を生む

2026/01/16
初期宇宙にある3個の「モンスター銀河」が、それぞれ異なるしくみで活発な星形成を起こしている様子がとらえられた。巨大銀河の成長には複数のしくみが関わるようだ。

観測で初の裏付け、生まれたての惑星たちはふわふわ

2026/01/14
若い恒星を公転する系外惑星の質量が正確に測定され、低密度で膨らんだ状態であることがわかった。誕生直後の惑星は低密度で膨らんでいるという理論を裏付ける結果だ。

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ブラックホールを生み出す超新星爆発の現場をとらえた

2026/01/13
星周物質を伴う特殊なIc型超新星が、ブラックホールを生む大質量星の爆発らしいことがわかった。「ブラックホールの誕生時には超新星爆発は起こらない」という説を覆す結果だ。

太陽で起こるガス加速とそっくり、活動銀河核の超高速ガス噴出

2026/01/08
近傍の活動銀河核の観測から、超大質量ブラックホール周囲の降着円盤で発生した超高速のガス噴出がとらえられた。太陽のプラズマ放出と同じメカニズムで引き起こされたとみられている。

「悪魔の星」アルゴルの巨大フレアとその食を観測

2025/12/23
「悪魔」の名を持つペルセウス座の食変光星アルゴルで発生したスーパーフレアと、そのフレアが隠されて暗くなる現象が観測された。フレアのサイズは太陽の直径よりも大きい190万kmに達したとみられている。

初期宇宙の謎の天体に赤外線とX線観測で迫る

2025/12/12
初期宇宙に多数見つかっている正体不明の新種天体「高速度Hα輝線放射天体」について、赤外線とX線の観測データを用いた研究から、通常の活動銀河核と大きく異なる性質が示された。

重力レンズ効果による宇宙膨張率の測定、ハッブルテンションを深刻化

2025/12/11
重力レンズ効果を利用して現在の宇宙の膨張率が高精度で測定された。後期宇宙の結果とは整合するが初期宇宙の結果とは一致せず、両者が異なるという問題「ハッブルテンション」を深める成果である。

塩素やカリウムは活動的な大質量星の内部で作られた

2025/12/10
X線衛星XRISMによる超新星残骸カシオペヤ座Aの観測から、爆発前の大質量星の内部で塩素やカリウムが大量に合成されていたことが示された。これまで起源がはっきりしなかった元素の謎を解明する成果だ。

私たちは天の川銀河の中心「いて座A*」を「真下から」見ている

2025/12/09
アルマ望遠鏡の観測データから、天の川銀河の中心ブラックホール「いて座A*」のミリ波強度に52分周期の変動が見つかった。このデータの解析によると、私たちはブラックホールを「ほぼ真下」から見ていることになる。

すばる望遠鏡OASIS計画の初成果、巨大惑星と褐色矮星を発見

2025/12/08
すばる望遠鏡と宇宙望遠鏡の観測を組み合わせた研究から、恒星を周回する軽い天体が2つ発見された。巨大ガス惑星や褐色矮星を直接とらえ、その性質を明らかにする探査計画「OASIS」の初成果だ。

超小型紫外線衛星「モーヴ」打ち上げ成功、恒星フレアをモニター観測

2025/12/05
11月29日、超小型紫外線衛星「モーヴ」が打ち上げられた。太陽のような星が起こすフレアを長期でモニタリングし、恒星活動と周囲の惑星への影響を明らかにすることを目指す。

天の川銀河を取り巻くガンマ線放射を発見、ダークマター由来か

2025/11/28
ガンマ線天文衛星のデータの解析から、天の川銀河を取り巻くハロー状のガンマ線放射が見つかった。ダークマターの対消滅で生じたガンマ線かもしれない。