星ナビ
2018年8月号

見る・撮る・楽しむ「火星大接近」

7月31日の大接近を前に、神話、歴史、観察、イベント、撮影…あらゆる視点から火星の魅力を紹介します。豪華2大付録も活用して、15年ぶりの大接近を迎え撃ちましょう。連載陣の火星エピソードもお楽しみください。

⭐ 主な内容

火星大接近の起こる理由から観測の歴史まで「火星と地球の関係」

火星は「大接近」という言葉が使われる唯一の惑星である。その理由は地球と火星の軌道にある。接近の仕組みと、表面模様の楽しみ方、時代が見つめた近代の火星観測史を紹介する。

自分の天体望遠鏡で火星を見る「初めての火星望遠鏡」

15年に1度の火星大接近の「半端ない」この機会に、火星のナマの姿をマイ望遠鏡と自分の眼で見てみませんか? ビギナーでもかんたんにすぐ使える天体望遠鏡を中心に、定番機種から最新機種までをセレクトして紹介します。

スマホ・コンデジ・ミラーレスで火星を撮る「かんたん火星撮影」

天体望遠鏡で見るのはもちろん、せっかくなので、記念に火星の表情もパチリ。ふだん使っているスマートフォンやコンパクトデジタルカメラで撮ってみよう。木星と土星も欲張って狙っちゃおう。

CMOSカメラで惑星を撮る「3 惑星の動画撮影」

これまで機材選定から撮影準備までを解説してきましたが、いよいよ撮影のスタートです。筆者が惑星撮影に愛用している動画撮影ソフト「FireCapture2.6」を用いて、その基本的な使い方を説明します。

7月28日未明の皆既月食「オレンジの火星と赤銅色の月を撮る」

来る7月28日の早朝には、今年2度目の皆既月食が起こります。今回の皆既月食は全国的に月没帯食となるために、観測条件としては良くないのですが、逆に撮影対象としてはとても魅力的です。しかも、近くには地球大接近を控えた火星が輝いています。

エーゲ海の風 第4回「火星を司る残念なイケメン 軍神アレスの系譜」

古代ギリシアでは、火星は戦争の神アレスと同一視されていました。アレスは、ゼウスとヘラの息子という正当な血筋であるにもかかわらず、ギリシアでは人気がありませんでした。

🌛 News Watch

  • 計画通り!「はやぶさ2」がとらえた「そろばん玉」のリュウグウ
  • すべての人に“ホンモノ”の火星を-めざせ1万人!大接近の大観望会

🌠 コーナー連載

  • 天体写真の世界 宇宙は美しい 115「いよいよ火星大接近」
  • 由女のゆるゆる星空レポ 星の召すまま 第45回「船上で流星群オールナイトクルーズ」
  • ビジュアル天体図鑑 No.163「Arp 299」
  • 月刊ほんナビ「火星に接近する夏、星空をめぐる夏」
  • 三鷹の森 213「火星大接近の悪夢」
  • アクアマリンの誌上演奏会 Stage204「ある火星の物語」
  • 天文学とプラネタリウム 第171回「赤い星の話」
  • ブラック星博士のB級天文学研究室 52発目「ダジャレばかりでどうにカセイ!」
  • 天文台マダムがゆく その35「追悼・ペルー天文学の父 石塚睦先生を偲んで」
  • 金井三男のこだわり天文夜話 第二百十一話「黄道に並び集まる惑星たち」
  • Observer's NAVI
  • ネットよ今夜もありがとう
  • 飲み星食い月す #215「彗星発見の地で育った緑茶はふるさとの味」
  • やみくも天文同好会
  • KAGAYA通信 Vol.119「花火と星空を撮る」
  • 銀ノ星 四光子の記憶 183「火星、土星、木星、天の川」
  • 8月の星空
  • 8月の月と惑星の動き
  • 8月の天文現象カレンダー
  • 8月の注目天文現象
  • NEWS CLIP 天文界の最新ニュースを解説
  • 新着情報
  • 星ナビひろば 読者の投稿・会誌会報コーナー
  • ギャラリー 読者の写真・イラスト作品などを掲載

☔ お詫びと訂正

特別付録「やみくも天文同好会の火星観望会」 p3 左下コマ

火星までの距離に誤りがありました。

誤 火星までの距離 大接近時 約5500km

正 火星までの距離 大接近時 約5500万km

読者の皆さまにお詫びし、訂正いたします。

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綴じ込み特別付録「「火星模様早見」工作セット」
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綴じ込み特別付録「やみくも天文同好会の火星観望会」
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火星大接近!
(c) Steve Lee (Univ. Colorado), Jim Bell (Cornell Univ.), Mike Wolff (SSI), and NASA
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スマホやコンデジで火星撮影
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軍神アレスの残念な伝説
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リュウグウをとらえた!
(c) JAXA、東京大、高知大、立教大、名古屋大、千葉工大、明治大、会津大、産総研
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ペルー天文学の父