新たに31個の流星群が確定、総数95個に

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【2012年10月12日 国立天文台

8月の国際天文学連合総会で新たに31の流星群が確定され、それぞれの和名が国立天文台から発表された。


彗星などの天体がその軌道に残す塵が地球大気に飛び込んで光って見える流れ星。毎年同じ時期に同じ天体由来の流れ星が集中的に見られるものを「流星群」と呼ぶ。8月の「ペルセウス座流星群」や11月の「しし座流星群」などが有名だ。

かつては流星群の名付け方はばらばらで、同じ流星群に複数の呼び名が付いているということもあったが、2009年の国際天文学連合で64個の流星群の名前が確定した。同時に名付け方のルールも取り決められ、国立天文台でも和名の設定ルールが作られた。いわゆる「ジャコビニ流星群」が「10月りゅう座流星群」となったのはこの時だ。

今年8月の同総会では命名ルールに基づいて新たに31の流星群が確定され、国立天文台により和名も発表された。和名の一覧は、以下のリリース元を参照のこと。

確定した流星群の数はこれで計95個になったが、あくまでも分類され名前が決まったということであり、従来よりもっとたくさんの流れ星が見られる……というわけではない。とはいえ、実は流星群は思った以上に多いということがわかるだろう。大規模な流星群のない時期に流れ星を目にしたら、流星群に属さない散在流星という可能性もあるが、もしかすると今まで聞いたことのない流星群のものなのかもしれない。


「ステラナビゲータ」で流星群を表示

天文シミュレーションソフト「ステラナビゲータ」では、主な流星群14個を表示することができます。「天体」メニューから「流星群」の表示を設定し、アニメーションを実行してください。

ステラナビゲータ 20周年コラム: 20のトリビア「流星群」

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