「ステラナビゲータ Ver.9」のアップデータ「Ver.9.1g」を公開
【2013年3月21日 アストロアーツ】
天文シミュレーションソフト「ステラナビゲータ Ver.9」の機能追加と不具合修正を行うアップデータ「Ver.9.1g」を無償公開しました。
今回のVer.9.1gアップデータは、「ステラナビゲータ Ver.9」の機能追加と不具合修正を行うものです。このアップデータでは新たにミード LX80シリーズの望遠鏡制御に対応しています。「20周年記念版」を含めすべてのユーザーの皆様にダウンロード・インストールをお勧めします。
アップデータのインストール方法
- 下記のいずれかの方法で9.1gアップデータファイルをダウンロードします
- 「ステラナビゲータ」の[ヘルプ]メニュー → [ステラナビゲータの更新確認]から
- 製品ページ内「アップデータ」ページから
- 9.1gアップデータファイル(Sn9up91g.exe)を、「ステラナビゲータ」が起動されていない状態で実行します
詳しくは、ステラナビゲータ Ver.9 アップデータページをご覧ください。ご不明な点は製品サポートページを参照のうえ、お問い合わせください。
9.1gアップデータの詳細
《改良点・追加機能》
- ミード LX80の望遠鏡制御に対応
- 「お気に入り」メニューやクイックアクセスバーの「天文現象ガイド」から現象を再現後、「編集」メニューの「元に戻す」で元の星図画面に戻す機能を追加
《おもな修正内容》
- 高度90度の恒星の位置が正しく描画されない
- 太陽系モードで春分点を示す矢印が秋分点の方向に表示される
- 人工衛星の位置が1度程度ずれている
- 場所を北極圏または南極圏に設定すると薄明時刻の計算が正しくない
- 位置推算の「星図に表示」でマークの形状を選択できない
- 長周期彗星や非周期彗星の天体情報パレットに間違った公転周期が表示される
- 天体情報パレットの出没グラフがタイムゾーンの切り替えに連動しない
- 「視野・写野」タブで入力した数値を削除できない
- 小惑星のデータ更新を行うと小惑星の表示がすべてオフになる
- ミード LX200互換の望遠鏡制御コマンドで赤緯の座標を正しく認識しない
- 望遠鏡制御で接続時にエラーが発生することがある
※修正内容の一覧は、アップデータページより「リリースノート(修正機能一覧)」をご参照ください。
《星図が正しく描画されない場合の対応について》
ステラナビゲータ Ver.9ではグラフィック処理が大きく変わったため、旧バージョンが動いていたパソコンであっても動作条件を満たさない場合があります。
このようなパソコンでは以下のような問題が起こることがあります。
- 星図画面が真っ黒になる
- 恒星の周りに黒い縁が出る
- 他のウィンドウの中にステラナビゲータの画面が表示されることがある
- 光跡残しのように表示物が消えずに残る
- [印刷]や[画像として保存]、クリップボードへの画面コピーができない
お使いのパソコンで上記のような問題が起こる場合には、9.1gアップデータをインストール後、下記の対応をお試しください。
- [設定]メニュー→「環境設定」ダイアログで、[DirectXモードで動作]のチェックボックスをオフにする
これによりVer.8以前との互換の描画方式に切り替わり、問題が解決します。詳しくは「ステラナビゲータ」サポートページ「ステラナビゲータ Ver.9の星図が正しく描画されない場合の対応」をご参照ください。
ステラナビゲータについて
「ステラナビゲータ Ver.9」は、過去から未来までの20万年間に起こるあらゆる天文現象をリアルに再現できる天文シミュレーションソフトウェアです。
星空のシミュレーションだけでなく、四季の星座や神話を紹介するプラネタリウム番組、おすすめの天文現象の情報をインターネットから取得してお知らせする機能、天体望遠鏡のコントロールなど、天文・宇宙を楽しむための多彩な機能が搭載されています。