星図が正しく描画されない場合の対応
概要
「ステラナビゲータ Ver.9」ではグラフィックの表示方法が大きく変わり、「Direct3D」というWindowsの機能を使って描画を行うようになりました。
これにより、PCに搭載されているグラフィックカードの性能をフルに使って、従来よりも高速に画面を描画するようになっています。
その半面、搭載されているグラフィックカードがDirect3Dに対応していない場合には、Ver.8以前のステラナビゲータが動作するPCであってもVer.9は正常に動作しない場合がございます。
どのような問題が起こるか?
上記の動作条件を満たさないPCでは、以下のような問題が起こる場合があります。
- 星図画面が真っ黒になる。
- 恒星の周りに黒い縁が出る。
- 他のウィンドウの中にステラナビゲータの画面が表示されることがある。
- 光跡残しのように表示物が消えずに残る
- 印刷や画面画像の保存、クリップボードへの画面コピーができない。
問題が起こる可能性があるPC
以下の条件のいずれかに当てはまるPCはステラナビゲータVer.9の動作保証外となりますので、正常に動作しない場合があります。
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2004年またはそれ以前に発売され、購入時にWindows XP SP1以前がインストールされていたPC購入時にWindows XPがインストールされていたPCにWindows VistaやWindows 7をインストールして使用されている場合もこれに当てはまります。
- DirectXとグラフィックカードが以下の動作条件を満たしていないPC
- DirectXのバージョンが9.0c以上であること。
- グラフィックカードのビデオメモリが64MB以上であること。
- DDIバージョンが9以上であること。
- Direct3Dアクセラレータが使用可能であること。
確認方法
お使いのPCのDirectXとグラフィックカードがVer.9の動作条件を満たしているかどうかは以下の手順で確認できます。
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Windowsのスタートメニューを開き、「ファイル名を指定して実行...」を選択します。
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[名前:]の欄に半角英字で「dxdiag」と入力して[OK]を押します。Windows Vista / 7 の場合はスタートメニューの検索ボックスに「dxdiag」と入力して [Enter] キーを押します。
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「DirectX 診断ツール」というウィンドウが開きますので、以下の表示を確認してください。
動作保証外のPCだがVer.9を使う方法はないか?
最新のアップデータをインストールすると、Direct3D を使わず従来と同じ方式で画面を表示することができるようになりますので、上記の問題が起こる PC でも Ver.9をお使いいただけます。
ただし、従来方式での画面表示には以下の制限がございます。
- 以下の機能は使えません。
- 印刷
- 画面画像の保存
- クリップボードへの画面コピー
- 画面内インターフェイスは透過しません。
動作保証外のPCをお使いの方は、以下の手順で従来方式に切り替えてお使いください。
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ステラナビゲータ Ver.9 のアップデータを以下のページからダウンロードしてインストールします。
- アップデータのインストールが完了したら、ステラナビゲータを起動します。
- [設定] メニューの [環境設定...] を開きます。
- 「環境設定」ダイアログの中に [□ DirectX モードで動作] というチェックボックスがありますので、これをオフにして [OK] ボタンを押します。
- この状態でステラナビゲータを終了、再起動します。
これで、従来方式で画面が表示されるようになります。