火星探査機「メイブン」、打ち上げ準備を再開
【2013年10月4日 コロラド大学ボルダー校】
米政府機関の閉鎖により大幅延期の危機に瀕していた火星探査機「メイブン」について、来月の打ち上げに向けた準備が再開された。
予算不成立による米政府機関の一部閉鎖で今年中の打ち上げが危ぶまれていた火星探査機「メイブン」の打ち上げ準備が再開された。
同プロジェクトの主任研究員Bruce Jakoskyさんによると、メイブンは火星探査車「キュリオシティ」「オポチュニティ」との通信中継を担う予定で、現在その任を負う「マーズ・リコナサンス・オービター」(2005年打ち上げ)と「マーズオデッセイ」(2001年打ち上げ)の後継バックアップとして必要不可欠であるという観点から、業務停止の対象から外れたという。
計画に変更なく遂行可能かどうかの確認も含めて、すでにケネディ宇宙センター(米フロリダ州)での準備が進められている。