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(午前)2時を示す時計の針

02時:給水ポイント

昇りくる夏の球状星団を待ちぶせ
夏の球状星団を1ダース

さて、ここいらで気分転換をして、夏の球状星団12個を迎え撃つことにしましょう。球状星団は芯がしっかりしているので、系外銀河よりもずっと見やすいはずです。疲労がピークに達するころですが気力で走りまくりたいところです。

まず最初に球状星団ルートから大きく外れていて忘れてしまいそうなヘルクレス座のM13M92に寄り道しておきましょう。どちらも明るいので難なく見つけられるはずです。そしてM5、これも明るいので、かんむり座α星から南下するという荒っぽい走法でもファインダーで捕まえることができます。M12M10M14はへびつかい座のδ星と赤緯がほぼ同じなので、これを基準にして探せばよいでしょう。その他、M9はη星から、M107はちょっと暗いですがζ星から、M80M4M19M62はアンタレスから探せばOKです。

ルート案内

星図

南天の球状星団を追いかける前にM13M92をかたづけよう。M13はヘルクレス座のζ星とη星の間にある。密集度が高いので、高倍率にしないと星に分解しない。M92はπ星の北約6゚にあり、 楕円形の星雲状。

ここで南に移って、 まずへび座の頭部α星の南西約8゚にある大型の球状星団M5を見よう。ファインダーで星雲状、望遠鏡で丸い光芒の中にバラバラと星が見える。M12はへびつかい座δ星の東約42'に、M10M12の北東約3.5゚にある。M10は丸い星雲状、M12は周辺が星に分解し始める。M10の東約40'にはM14。ファインダーでにじんだ恒星状、望遠鏡でで円形の星雲状。南にさがってへびつかい座のη星の南東約3゚にあるM9をさがす。 望遠鏡で中心部が明るく輝く円形の星雲状。次はへびつかい座のζ星の南南西約3゚ にあるM107。暗く小さく淡くツヤのない円形の星雲状。

M107からアンタレスに南下。M4M80を攻める。M80は輝きのある円形の星雲状で星には分解しない。M4はファインダーで楕円の星雲状。望遠鏡でプチプチと星に分解するまばらな球状星団だ。アンタレスから東へ約28'にはM19、さらに南約4゚にはM62がある。M19は明るいが南北に伸びた楕円の星雲状にしか見えない。M62は小さいが明るいので、ファインダーでもにじんだ恒星状に見える。

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00時:ふんばりどころ

03時:ダッシュ

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