肉眼で所在もはっきりわかりました。リモコンを忘れたため、30秒露出しかできませんでした。
冷え込んだ1月1日の観望会でしたが、シーイングも透明度もひじょうに良かったため、一般観望が終わった後に、撮影を行いました。
既に月が地平線から昇っていたため、尾は少し埋もれ気味になってしまいました。
(1、2枚目)地元スキー場ナイター光を逃れるため、岐阜県中央部まで出かけました。複雑なイオンテールがやっと分かった気がします。
(3、4枚目)空は自宅よりも明るかったのですが、LPS-P1フィルターの効果もあったようで、複雑なイオンテールを写すことができました。
コマは大きく見えましたが、尾は淡く双眼鏡でもかすかにわかる程度でした。モーター不調のため、何年ぶりかで手動ガイドでした。
前日の大雪で透明度は最高でしたが、肉眼では確認できませんでした。尾が淡いので、明るさの割には地味な彗星という印象を持っています。
降雪のため観測所に出張できず、自宅からの撮影です。
(1枚目)明るい星が三日月状になっているのは、同じ赤道儀に乗せたKiss Digitalの長玉のフードが写りこんだようです。
(2枚目)時計にみたてて「3時40分」くらいの角度にそれぞれ伸びたダストテイルとイオンテイルです。
千葉県君津地区では、暗い空が望めませんが、何とか、撮れました。この日は、寒かった!1度まで下がっていました。
あけましておめでとうございます。初観測にしては、すばらしい夜空にすばらしい彗星でした。今年はお天気が良いといいですね。
(1枚目)見応えのある尾を描写するために敢えて30分という長時間分のコンポジットを行いました。イオンテールは関節のレントゲン写真のように見えます。
(2枚目)イオンテールの変化に着目してみました。上から2枚目と3枚目の間は、雲の通過?で時間が空いてしまいました。3〜5枚目は露出の中心時刻で約20分の変化に相当しますが、「関節」部分の塊が太陽風によって左に移動していく様子が分かります。移動ピクセル数、写角、彗星軌道データなどから塊の移動速度が見積もれるはずですね。関数電卓を取り出して算数してみましたところ、太陽風速度(〜450km/sec)の1/10程度となりましたが、妥当な値なのでしょうか?まったく自信がないのですが、まずは太陽風の速度を超えなかったので安堵しています。
3等星がやっとしか見えない中であってもイオンテイルを明瞭に捉える冷却CCDカメラの威力に改めて驚いています。
撮影してみたら、テイルが変動していましたので、アニメーション化を行ってみました。こんなに変化しているのなら、もっと撮影しておけばよかったと後悔です…。
大雪の後の快晴での撮影でした。月が出ていましたが肉眼でも確認できました。