「ディスカバリー号」が帰還
【2007年11月9日 NASA Space Shuttle News】
スペースシャトル「ディスカバリー号」が当初の予定より1日遅れて、米国東部標準時間11月7日午後1時1分(日本時間11月8日午前3時1分)にNASAのケネディ宇宙センター(KSC)に無事着陸し、約15日間のミッションを終えた。
今回のミッション(STS-120)では、太陽電池パドル(SAW)が展開中に破損を起こした。その修理のために、新たな船外活動が行われ、帰還が1日延期された。
また、日本や欧州、米国の実験棟と国際宇宙ステーション(ISS)とを結合するモジュールである「ハーモニー」が打ち上げられ、無事設置された。
「ハーモニー」と結合される日本の実験棟「きぼう」は、来年2月に予定されている1J/A(STS-123)(※)を含む、全3回にわたるスペースシャトル・ミッションによって打ち上げられる。
この3回のミッションには、土井宇宙飛行士、星出宇宙飛行士、若田宇宙飛行士が関わり、日本が開発した「きぼう」は日本人自らの手で、組立、起動、検証されることになっている。
(※ 組立フライト名の“J”は日本関連のフライト、“A”は米国関連のフライトであることを示します。例えば、1J/Aは、日本と米国の要素をISSに運ぶ1回目の組立フライトを意味します。)