KISSプロジェクトで超新星2013Iを発見
【2013年1月21日 CBET 3386】
長野県木曽観測所の超新星探査プロジェクトで1月11日、くじら座の銀河に超新星2013Iが発見された。同プロジェクトによる超新星発見はこれで4個目となる。
長野県の木曽観測所(東京大学大学院理学系研究科附属天文学教育研究センター)での超新星探査「KISSプロジェクト」で1月11.41日(世界時)、くじら座方向の銀河SDSS J024942.76+004535.4に超新星2013Iが18.6等で発見された。超新星の位置は以下のとおり。
赤経 02時49分42.17秒 赤緯 +00度45分35.7 秒(2000.0年分点) くじら座の銀河周辺の星図と、DSS画像に表示した超新星
2012年4月に始まったKISSプロジェクトでは、超新星爆発の瞬間に起こる「ショックブレイクアウト」と呼ばれる現象の検出を目指し、木曽観測所の105cmシュミット望遠鏡に搭載した超広視野CCDカメラで広い領域を頻繁に観測している。
超新星2013Iの位置
この天体を天文シミュレーションソフトウェア「ステラナビゲータ」で表示して位置を確認できます。ご利用の方は、ステラナビゲータを起動後まず「ツール」メニューから「データ更新」を行い、新天体データを取得してください。
また、オンラインで新しいデータや番組を入手できる「コンテンツ・ライブラリ」メニューでは、星図に一覧表示できる「日本人が発見した超新星」も公開しています。あわせてお楽しみください。