「星空を観察して夜空の明るさ調査」環境省呼びかけ 2日から
【2018年8月1日 環境省】
2017年に行われた「星空観察の推進手法に関する検討会」において、環境省 水・大気環境局内および座長含む7名の専門委員により、星空観察の意義・目的について今後の指標が示された。星空観察を通じて、光害や大気汚染への関心を深め、美しい星空などを地域資源としても活用してもらうことが主な狙いだ。
この指標に基づき、環境省では毎年夏と冬に星空観察と調査報告を呼びかけている。今年の夏は8月2日(木)からスタートする。
星空観察の具体的な観察手法は「肉眼観察」と「デジタルカメラによる撮影」の2つだ。
「肉眼による観察」は誰でも手軽に参加できる手法で、高度の異なる天の川の3部分(はくちょう座付近、たて座付近、いて座付近)を観察する「天の川の観察」と、「GLOBE AT NIGHT」への参加による「はくちょう座周辺の星の観察」の2つの観察方法がある。厳密なデータを取るというよりも、多くの人に参加してもらい興味を持ってもらうことを主眼とした手法なので、観望会などのイベントで実施してみてはいかがだろうか。観察期間は8月11日(土)まで。
「デジタルカメラによる夜空の明るさ調査」は、デジタルカメラを用いて天頂付近の星空を撮影し、星空の見やすさを客観的に評価する、本格的な「調査」の位置づけだ。観察期間は8月15日(水)まで。3年程度の継続なデータ蓄積を行う予定のため、事前登録が必要となっている。
詳しい観察・報告の方法はウェブサイトを参照のこと。
〈参照〉
〈関連リンク〉
- 環境省 夜空の明るさを測ってみよう
- アストロアーツ:
- 星ナビ2018年2月号 Topics & Report 「星空観察」復活 光害防止の意識拡大に期待
- 星ナビ2017年9月号 今月の視天「暗い夜空を守る光害対策が活発化」
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