2020年4月上旬 火星と土星が大接近

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3月下旬から4月上旬ごろ、未明から明け方の南東の低空で、火星と土星が大接近する。最接近は4月1日ごろ。

星図

3月下旬から4月上旬ごろ、未明から明け方の南東の低空で、火星と土星が大接近して見える。

最接近は4月1日ごろで、1度未満まで近づく。50倍程度の天体望遠鏡の同一視野に入るほどの大接近となり、見ごたえがある。もちろん肉眼や双眼鏡でも見ることができ、西に並ぶ木星も含めた3天体の集合を楽しめる。あまり高くないので、南東の空が開けた場所で観察したい。

火星は10月6日の地球との最接近に向けて今後ますます明るくなり、赤っぽい色もいっそう目立つようになっていく。星座の中の動きや明るさの変化を、長期にわたって追ってみよう。

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