写真展とプラネタリウムでKAGAYAワールドな夏
【2022年8月2日 星ナビ編集部】
星空写真家・プラネタリウム映像クリエイターとして活躍しており、幅広いファンを持つKAGAYAさん。作品は月刊「星ナビ」の表紙を何度も飾っているほか、同誌で連載中のフォトエッセイ「KAGAYA通信」も160回を超えた。
そのKAGAYAさんの写真展「星空の世界展」が、横浜のそごう美術館で始まっている。合計126点もの写真が並ぶ本格的な展覧会で、「四季の星空」「月のある空」「天の川を追う星の旅」「オーロラ」「一瞬の宇宙」の5パートを順にたどっていくことで、日本の里山などでとらえた親しみのある風景から、海外での星空、極地への旅、そして星間雲やアンドロメダ座大銀河の浮かぶ宇宙へといざなわれる仕掛けになっている。
星空の写真には、写っている星々の名前を示したパネルが添えられている。KAGAYAさんは「この説明を写真で撮ってもらって、今夜の星を見上げてみようと思うきっかけになってほしいと考えて設置しました」と語る。「空をご覧ください」が口癖のKAGAYAさんらしく、「星空を見上げてほしい」というメッセージを感じる展示だ。KAGAYAさんのふだんの撮影のようすを記録した映像もあり、「どんなふうに撮っているんだろう?」と気になっている天文ファンは要チェック。
場内は夏休み中ということもあって子供連れも多く、アイスランドのオーロラ星景写真の前に据えられたベンチには、入れ替わり来場者が座って記念撮影する姿が見られた(作品は全て写真撮影OK)。また、会場では中学生以下を対象にジュニアガイド「この夏、夜空を見上げてみよう」を配布している。KAGAYAさんが写真と文章で夏の大三角や月の満ち欠けについてまとめたものだ。ぜひ夏休みの家族旅行や自由研究で役立ててほしい。
さて、写真展とあわせてプラネタリウムへ行ってみるのはいかがだろうか。じつは、今年の春オープンした「コニカミノルタプラネタリアYOKOHAMA」がそごう横浜店から徒歩10分ほどのところにある。「星ナビ」6月号やニュースでも紹介したように、この施設は関東初のLEDドームということで高精細な映像が話題を呼んでいる。
このコニカミノルタプラネタリアYOKOHAMAで、KAGAYAさんのプラネタリウム映像作品「銀河鉄道の夜 LEDドーム用リマスター版」を上映中だ。プラネタリウム「銀河鉄道の夜」といえば、2006年の初上映から評判となり、今なお全国で上映が続いている人気作品である。LEDドームリマスター版上映に際し、KAGAYAさんは「銀河鉄道が走っているのは天空の世界であり、そこでは全てのものが自ら光を放っているんです。『自分はこのようなものが作りたかった』という鮮やかさが、LEDドームによって全部表現されていると感じました」と述べており、ますます見逃せない。
そごう美術館での写真展と、コニカミノルタプラネタリアYOKOHAMAでの「銀河鉄道の夜」は連動企画を実施中。8月31日まで、一方へ来場するともう一方の割引チケットをもらえるという相互利用特典がある(数に限りあり)。今年の夏は、横浜でKAGAYA三昧の一日を過ごそう!
《KAGAYA「星空の世界展」》
- ■ 会場:
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- そごう美術館(横浜駅東口 そごう横浜店6階)
https://www.sogo-seibu.jp/common/museum/
- そごう美術館(横浜駅東口 そごう横浜店6階)
- ■ 会期:
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- 8月31日(水)まで 午前10時〜午後8時(会期中無休)
※8月17日(水)は午後7時閉館
- 8月31日(水)まで 午前10時〜午後8時(会期中無休)
- ■ 入場料:
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- 一般1,200円/大学・高校生1,000円/中学生以下無料
《「銀河鉄道の夜」LEDドーム用リマスター版》
- ■ 会場:
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- コニカミノルタプラネタリアYOKOHAMA(横浜市西区 横濱ゲートタワー2F)
https://planetarium.konicaminolta.jp/planetariayokohama/
- コニカミノルタプラネタリアYOKOHAMA(横浜市西区 横濱ゲートタワー2F)
- ■ 日時:
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- 上映中(終了日未定)
- ■ 入場料:
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- プレミアムシート・プラネットシート 一律(小学生以上2名まで)4,200円
- 一般シート 大人(中学生以上)1,600円/こども(4歳以上)1,000円
〈関連リンク〉
- そごう美術館
- そごう横浜店
- コニカミノルタプラネタリアYOKOHAMA
- KAGAYAスタジオ
- コニカミノルタプラネタリアYOKOHAMA
- 星ナビ.com:2022年6月号 「星の光が綺麗ね LED・ライト・ヨコハマ」 大川拓也さん執筆記事
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