2023年6月4日 金星が東方最大離角

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2023年6月4日、夕方から宵の西の空で輝いている宵の明星の金星が太陽から最も離れて東方最大離角となる。

星図

夕方から宵に西の空に輝く「宵の明星」の金星が、6月4日に太陽から最も離れて東方最大離角となる。

今シーズンの金星は年始から7月下旬ごろまで夕空に見える。3月から6月にかけては日の入り1時間後の高度が20度を超えていて見やすく、美しい輝きが夕焼け空の中で目を引きそうだ。空の色の変化と共に眺めてみよう。金星の近くには5月下旬に最接近したポルックス今月13日ごろに最接近するプレセペ星団、7月上旬に最接近する火星などもある。天体同士の接近現象も楽しみたい。金星は8月12日に内合を迎え、8月下旬からは「明けの明星」として明け方の東の低空に姿を現す。

5~7月の見え方
5~7月の、日の入り1時間後の位置(場所の設定は東京)。金星の見かけの形状は大きく描いている

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