星座八十八夜 #20 ラカイユの科学実験シリーズ「ぼうえんきょう座」

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天体観測にかかせない望遠鏡も星座になっています。制定者のラカイユはこの望遠鏡でどんな星を見ていたのでしょうか。

【2023年9月11日 アストロアーツ

星座八十八夜

「スマホで楽しむ星空入門」より抜粋)

見どころ

〈いて座〉と〈みなみのかんむり座〉の南側にある星座で、東京からはほとんど見えませんが、沖縄でなら夏から初秋の夜空で星座全体が見通せます。

〈ぼうえんきょう座〉は3等星から5等星の星でできた星座です。とくに目印はありませんが、まず天の川の中で〈いて座〉の目印の南斗六星をさがしてから、その下の〈みなみのかんむり座〉を見つけ、かんむりのさらに下あたりを星図と見比べてみると、小さな十字形に並んだ星が見つかります。このうちの3つが〈ぼうえんきょう座〉の星です。

この星座は18世紀のフランスの天文学者ラカイユが新しく付け加えた星座の一つで、当時の最新の「天体望遠鏡」の形をしています。星座絵では、現代の私たちが知る望遠鏡とは違う形をしています。

ラカイユはこのほかにも、南天の星座のなかった領域に〈ポンプ座〉〈けんびきょう座〉〈はちぶんぎ座〉など、14の星座を作っています。

ぼうえんきょう座

88星座の見所を紹介!「スマホで楽しむ星座入門」

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