2025年3月24日 土星の環の消失

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2025年3月24日、地球から見て土星が真横を向くため、環が見かけ上で消失する。

星図

3月24日、土星の環が見かけ上消えてしまう「環の消失」現象が起こる。

土星の環の厚みは数百m程度しかないため、15億km以上も離れた地球から土星の環を真横に見る位置関係になると、環が見えなくなってしまう。このような現象は土星の公転周期の半分にあたる約15年ごとに起こり、前回は2009年9月に起こった。

この時期の土星は太陽に(見かけ上)近いため、実際の空で土星を観察するのは非常に難しいが、来年の半ばごろまでは環が細い状態が続くので、機会があるたびに観察してみよう。なお、5月7日には太陽光が環を真横から照らすという別の理由による環の消失が起こる。また、3月24日から5月7日の間は地球からは環の光っている面が見えないために、環が見かけ上消失した状態になる。

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